
「マーケティングの仕事がしたいのだけど、自己PRでは何をアピールするといい?」
就職活動でマーケティングを志望する場合、どのような自己PRをするといいのかわからず、作成が進まなくなることがあります。
マーケティングは人気の職種であり、目指す方も多いだけに、自己PRで少しでも自分を魅力的だと感じてもらいたいものです。
結論から申し上げますと、マーケティングを志望する場合、自己PRでは「分析能力」「論理的思考力」といったマーケティングに適したスキルを意識して強みや長所をアピールすることが大切です。
上記に挙げた2つのスキルは、マーケティングで働く上で欠かせないものであり、応募先企業の人事担当者も意識しながら応募者をチェックしています。
そこでこの記事では、マーケティング職として採用を目指す方のために、魅力が伝わる自己PRを作成するポイントや、作成方法、例文までを詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、マーケティング職として採用されるような魅力あふれる自己PRを作成してください。
自己PRとは何か?
そもそも自己PRとはどんなものなのでしょうか?
就職活動における自己PRとは、簡単に言うと「応募先企業にあなた自身の人材としての魅力を伝えるためのもの」です。
【自己PRとは】
目的 | 応募先企業にとって自分が採用すべき有用な人材であることをアピールする |
内容 | 仕事上で活かせる強みや長所を、それを活かした具体的なエピソードとともに伝える |
応募先企業が見ているのは、あなたを入社させた場合、どんな仕事を任せることができるのか、どれくらい会社に利益を生んでくれるのかという点です。
それに対してあなたは、自分がどれくらい人材として有用であるかを示さなくてはなりません。

自己PRと長所の違いについて
自己PRと混同しがちなのが長所です。
自己PRと長所の違いは、自己PRがあなたを会社に売り込むためのものであるとすれば、長所はただ単にあなたが人よりも優れている点であるということです。
長所は、性格や能力など、あなたが人よりも優れている、平均よりも勝っていると思われるところであればどこでもかまいません。
しかし、自己PRは長所の中から、仕事上で活用できる物だけをピックアップし、相手に自分自身を売り込まなくてはならないのです。
自己PRと自己紹介の違いについて
自己PRと自己紹介も似ていますが、大きな違いは「何を伝えるか?」という点です。
自己PRは、仕事上でどれくらい自分が有用な人材なのかをアピールします。
それに対して自己紹介は、大まかに自分がどんな人間なのかということを紹介するものです。
【自己PRと自己紹介の違い】
自己PR | 自己紹介 | |
目的 | 自分の強みを相手にアピールする | 自分はどんな人間かという人物像を知ってもらう |
応募先企業が見るポイント | アピールした強みは入社後に会社のために活かせるかどうか | 第一印象と大まかな人柄を確認する |
自己紹介は基本的な自分についての紹介ですが、自己PRはさらに一歩進み、自分を人材として売り込むためのものと考えると、違いが分かってくると思います。
自己PRに対して自己紹介は、大まかで人柄を知ってもらうためのものだと覚えておきましょう。
自己PRとガクチカの違いについて
自己PRとガクチカの違いは、何を主に伝えるかという点です。
【自己PRとガクチカの違い】
自己PR | ガクチカ | |
伝える内容 | 自分の強みや長所が応募先企業でどう活用できるか | 学生時代にがんばったこと、力を入れたこと |
応募先企業が見るポイント | アピールした強みは入社後に会社のために活かせるかどうか | 学生の取り組み方を評価するためのもの |
ガクチカは、学生時代に力を入れたこと、がんばったことを具体的なエピソードで伝えるものです。
それに対して自己PRは、自分の強みや長所が入社後に役立つことをアピールします。

そもそもマーケティング職って何?
マーケティング職の仕事について
マーケティング職の仕事は、簡単に言うと、自社の商品やサービスを効率的に世の中に売り込むための仕組みを作るということです。
新しい商品やサービスの企画開発、企画するための市場調査、販売するための販売促進活動やプロモーション戦略を立てることなど多岐にわたります。
・新商品や新サービスの企画・開発
・新商品開発のための市場調査
・販売プロモーションの計画立案や実行
・広告の運用
マーケティング職の将来性や年収について
マーケティング職は専門性の高い仕事ですから、経験を重ねて同じマーケティング部門でリーダー、マネージャーとして大きな仕事を任されていく方が多いようです。
さらに新商品や新サービスの開発経験を活かし、新規事業の立ち上げにかかわるチャンスもあります。
平均年収は厚生労働省が運営するJob Tagによれば、690万円前後となっています。
経験が増えるにつれて年収が上がる傾向にありますから、自分のスキルを入社後もしっかり磨いて、キャリアアップを目指していくことが大切です。
また、後述するデジタルマーケティングは需要が拡大しており、人材が不足しがちです。
マーケティング職のバリエーションについて
マーケティング職の中には、より専門性の高い職種が存在します。
マーケティング職の中でも専門性の高い職種のバリエーションをご紹介します。
Webマーケター・デジタルマーケター
Webマーケター・デジタルマーケターとは、Webサイト、Web広告、SNSといったデジタル施策を活用して、商品やサービスの販売促進や認知度アップを行う仕事です。
単にWeb広告を出稿するだけでなく、SEO対策やSNS運用、メール広告などさまざまなデジタル上の宣伝活動を行います。
・自社サイトのSEO対策
・Web広告の出稿
・自社サイトの企画立案から運用まで
・SNS運用
・メールマーケティング
・コンテンツマーケティング
プロダクトマーケター
プロダクトマーケターとは、特定の商品(プロダクト)やサービスに特化し、その価値を市場に届け、売上を最大化するための戦略を担う仕事です。
市場調査や競合分析を通じて、誰に、どのような価値を、いくらで、どのように提供するかを設計します。開発・営業・プロモーションなど、商品が顧客に届くまでの全てのプロセスに横断的に関わるため、「プロダクトの司令塔」とも言える存在です。
・市場調査、競合分析
・ターゲット顧客(ペルソナ)の設定
・製品コンセプトやポジショニングの決定
・価格戦略の立案
・販売促進やプロモーション戦略の企画・実行
・営業部門と連携した販売戦略の策定
・製品発売後の効果測定と改善策の実施
CRMマーケター
CRMマーケターとは、企業の持つ顧客データ(CRM:顧客関係管理システムの情報)を専門に分析し、顧客との長期的な関係を築くためのインサイト(洞察)を導き出す仕事です。
顧客の年齢や購買履歴、行動データなどを分析して「どのような顧客が優良顧客か」「どのようなアプローチが喜ばれるか」を科学的に明らかにします。その分析結果をもとに、顧客一人ひとりに合った効果的なマーケティング施策の立案を支援します。
・顧客データの収集・管理・分析
・顧客のグループ分け(セグメンテーション)
・購買パターンや行動履歴の分析
・顧客生涯価値(LTV)の算出と予測
・顧客満足度調査の設計・分析
・マーケティング施策の効果測定
・分析レポートの作成と施策の提案
マーケティングディレクター
マーケティングディレクターは、企業のマーケティング戦略を統括する立場のことです。
マーケティング活動全般を管理し、チームをまとめて意思決定を行います。
また、自社が行ったマーケティング活動の予算管理や、費用対効果を評価し、今後の方向性などを考えることもマーケティングディレクターの仕事です。

マーケティング職に必要なスキルについて
マーケティング職を志望して自己PRを作成する場合、マーケティング職に求められるスキルを把握しておくことが大切です。
なぜなら、マーケティング職に求められるスキルを理解した上で、それに合った自分の強みを自己PRで伝えておかなければ、マーケティング職にふさわしい人材であると応募先企業に感じてもらうことができないからです。
では、マーケティング職にはどのようなスキルが必要になるのでしょうか?
マーケティング職に必要なスキルは次の通りです。
・情報収集能力
・チャレンジ精神とタフさ
・自己管理能力
・変化を科学的に分析する能力
それぞれ詳しく見ていきましょう。
情報収集能力
マーケティング職に必要なスキルとしてまず挙げられるのが、情報収集能力です。
マーケティング職では、市場の流れや消費者の傾向など、変化する市場を常に注視し、情報を集めることが求められます。
単なる市場調査だけでなく、自社の現在の認知度や競合他社の動向など、さまざまな情報を常にキャッチしておかなくてはなりません。
チャレンジ精神とタフさ
マーケティング職には、チャレンジ精神とタフさも必要です。
マーケティング職は、常に新しい商品やサービスを開発することが求められます。
新しいものを生み出すには、チャレンジ精神が欠かせません。
これまでとは違う商品やサービスを生み出すには、失敗を恐れずにやってみる気持ちが必要だからです。
また、マーケティング職が行う施策がすべて成功するとは限りません。
自分が手掛けたマーケティングが失敗することもあります。
自己管理能力
マーケティング職は仕事が多岐にわたり、同時進行でいくつもの業務を進めていく必要があるため、自己管理能力も求められます。
自分のスケジュールを管理するだけでなく、社外の専門スタッフに依頼した案件の進行管理や、イレギュラー対応なども求められるため、より高い管理能力が必要なのです。
変化を科学的に分析する能力
マーケティング職では、刻一刻と変化する市場のニーズを、確実に掴んで仕事に活かすことも求められます。
今までなら効果が出ていたマーケティング手法がいきなり効果を発揮しなくなる、売れていた商品やサービスが不調になるといったこともよくあります。
そんな時、「なぜ効果がでないのか」「なぜ不調なのか」を、科学的に分析し、原因を発見することがマーケティング職には必要です。
勘や推測で決めつけるのではなく、きちんと調査を行い、集まった情報を分析することで、より正確に市場のニーズを掴むことができるからです。

マーケティング職の自己PRで見られていること
マーケティング職を志して作成した自己PRは、応募先企業にどのような点を見られているのでしょうか?
応募先企業が見る点を意識することで、より魅力的な自己PRを作成できます。
マーケティング職の自己PRで見られていることは次の通りです。
・分析能力があるのか
・論理的思考能力があるのか
・コミュニケーション能力があるのか
それぞれ詳しく解説します。
分析能力があるのか
マーケティング職の自己PRでまず見られるのは、「分析能力があるのか」という点です。
「変化を科学的に分析する能力」でも触れたように、マーケティング職では集めた情報をきちんと分析する力が求められます。
マーケティング職は市場のニーズや流れをしっかりと分析し、それに合わせた施策を打ちださなくては効果が出せないからです。
論理的思考能力があるのか
マーケティング職の自己PRでは、論理的思考能力があるかどうかもチェックされます。
論理的思考能力とは、物事を直感ではなく論理的に筋道立てて考える力のことです。
マーケティング職では、この論理的思考能力も必要とされています。
なぜならマーケティング職では、商品の認知度向上や販売促進といった目的を達成できるよう、論理的に施策を考える必要があるからです。
集めた情報を分析した上で、その分析結果に基づき、最適な結果が期待できる施策は、論理的に考えた上でなければ決定できません。
自己PRで論理的思考能力があることを示すには、強みとしてアピールするのではなく、「自己PRの書き方」で示すのが効果的です。
例えば文章の書き方として、最初に結論を述べた上で、その根拠となるエピソードを数字と共に提示することで、論理的思考力があると感じさせることができます。
コミュニケーション能力があるのか
コミュニケーション能力の有無も、マーケティング職の自己PRで見られるポイントです。
マーケティング職は社内の関連部署の社員はもちろん、社外のデザイナーや制作会社、広告会社など、様々な立場の人と協力して仕事を進めなくてはなりません。
自分たちが考えている施策をよりよいものにしていくためには、社内外の人とコミュニケーションをとっていく必要があるのです。
コミュニケーション能力が高ければ、意思疎通をしっかりとはかることができるため、自分の意図を相手に伝えたり、相手の考えをくみ取ることができます。

マーケティング職の自己PRを作る手順
それではここからは、マーケティング職を目指す方に向けて自己PRを作る手順を紹介します。
マーケティング職の自己PRを作る手順は次の通りです。
ステップ1:自己分析をする
ステップ2:強みがよくわかるエピソードを選ぶ
ステップ3:ロジックを意識して自己PRを作成する
ステップ4:フィードバックをもらい、添削する
各ステップについて詳しく見ていきましょう。
ステップ1:自己分析をする
マーケティング職の自己PRを作成する時は、まず初めに自己分析を行います。
自己分析とは、人生で経験した出来事や自分自身の考え方を整理し、自分自身の強みや長所などを知るためのものです。
自分自身がどんな人間で、どんな価値観や考え方を持っているかをまず整理することで、自己PRで打ちだす強みや長所がわかります。
自己分析はいくつかの方法がありますが、代表的なものを紹介します。
【自己分析を行う方法】
自己分析の手法 | 概要 |
自分史 | 自分のこれまでの人生を年表のように書き出す |
モチベーショングラフ | 自分のこれまでの出来事を振り返り、モチベーションのアップダウンをグラフ化する |
マインドマップ | 連想ゲームのようにひとつの言葉から想像できる言葉を書き出し、地図のように可視化する |
自己分析診断ツール | 簡単な質問に答えていくことで自動で自己分析できるツール |
WHO・WHAT・HOW | 「誰」「何を」「どうやって」を考える思考整理方法 詳しくは「自己PRの悩みはこのフレームワークを使って解決!」で解説 |
上記以外にも自己分析にはさまざまな方法があります。
ひとつだけでなく複数行うことで、より自分自身を掘り下げることができますから、まずはしっかり自己分析をしておきましょう。
また、「WHO・WHAT・HOW」については「自己PRの悩みはこのフレームワークを使って解決!」で後ほど詳しく紹介しますので、自己分析に悩んだら参考にしてください。
ステップ2:強みがよくわかるエピソードを選ぶ
自己分析ができたら、自分自身が自己PRでアピールしたい強みがわかるエピソードを選びましょう。
この時アピールすべき強みは、「マーケティング職に必要なスキルについて」で紹介したようなマーケティング職に求められる強み、スキルにすることが大切です。
マーケティング職に求められる強みやスキルがあることをアピールすることで、自分自身がマーケティング職として有用な人材であると応募先企業に思ってもらうことができます。
アピールする強みが決まったら、それがよくわかるエピソードを選びましょう。
自己PRでは、強みがあるというだけでなく、それがわかる具体的なエピソードも一緒に伝えることで、説得力を出すことができます。
この時のエピソードは派手なものでなくてかまいません。
アルバイト先での経験や、大学のサークルでの経験などでよいのです。
自分自身の強みを、自分らしいエピソードで紹介しましょう。
ステップ3:ロジックを意識して自己PRを作成する
自己PRでアピールすることが決まったら、いよいよ自己PRを作成します。
自己PRを作成する時は、ロジックを意識するようにしましょう。
ロジックを意識すると難しく感じるかもしれませんが、次の3つの流れを意識するだけで大丈夫です。
①結論となる自分の強みを書く
②自分の強みを活かした具体的なエピソードを書く
③強みを入社後にどのように活かすのかを書く
この①~③までを順に書いていくことで、論理的で分かりやすい文章になります。
ステップ4:フィードバックをもらい、添削する
自己PRが完成したら、他の人に読んでもらい、フィードバックをしてもらいましょう。
読んでもらう相手は、家族や友人など親しい人でもかまいません。
就活に詳しいキャリアセンターの担当者や、社会人の先輩など自己PRについてある程度知識がある方だとよりよい添削をしてもらえます。
他の人に読んでもらい、わかりにくいところはないか、エピソードがイメージできるかなどをチェックしてもらいましょう。

自己PRの悩みはこのフレームワークを使って解決!
自己分析をやってみたけれど、いまいち自己PRの作成がうまくいかない、というときは、これから紹介する「WHO・WHAT・HOW」というフレームワークを行うことがおすすめです。
「WHO・WHAT・HOW」とは、マーケティングなどで活用される思考整理方法です。
その名の通り「WHO」「WHAT」「HOW」の3つを軸に思考を整理します。
具体的な内容と、就活では何を指すのかは以下の通りです。
【WHO・WHAT・HOWとは】
概要 | 就活でいうと | |
WHO | 心を動かしたい相手 | 応募先企業 |
WHAT | 商品が提供する価値 | 企業に提供できる価値 |
HOW | 価値を伝えるための具体的な手段 | 価値を伝えるためのエピソード |
それぞれ詳しくみていきましょう。
「WHO」:企業のニーズを読み取る
「WHO」は、マーケティングでは心を動かしたい相手のことです。
就活に当てはめると、あなたが応募している企業がそれに当てはまります。
「WHO」である応募先企業の心を動かすには、応募先企業のニーズを探ることがまずは大切です。
ここでいうニーズとは、どんな人材を求めているかということです。
企業が求める人材像は、会社のサイトなどで経営者のメッセージとして発信していることもありますし、OB、OGからアドバイスを貰うこともできます。
まずは応募先企業のニーズを読み取り、どのような人材を探しているのかを明確にしていきましょう。
「WHAT」:企業に提供できる価値
「WHAT」は、マーケティングでは商品が提供できる価値を示します。
就活の場合は、売り込むべき商品はあなた自身です。
あなた自身が採用されたら企業にどのような価値を提供できるのかを考えます。
例えば「コミュニケーション能力の高さ」や「リーダーシップ」など、自分が持つ強み、価値を考えてみましょう。
提供できる価値が見つかったら、先ほど「「WHO」:企業のニーズを読み取る」で読み取った企業が求める価値、マーケティング職に求められる価値と合致するものを探します。
「HOW」:具体的なエピソードを決める
自己PRでアピールすべき、自分が提供でき、なおかつ企業が求める共通の価値が見つかったら、それを伝えられる具体的なエピソードを決めましょう。
先ほど決めた「WHAT」が最大限伝えられるエピソードを選ぶことで、あなた自身の持つ価値や強みをしっかりと相手にも伝えることができるからです。
例えば「WHAT」を「コミュニケーション能力の高さ」に決めたとします。
その場合、あなた自身のコミュニケーション能力の高さを最もアピールできるエピソードを選びましょう。

マーケティング職の自己PRの例文を紹介
それではここからは実際に、マーケティング職を志望する方の自己PRの例文を紹介します。
マーケティング職未経験者、経験者どちらも例文を記載しますので、自分に当てはまる方を参考にしてみましょう。
未経験者向け:他業界・他業種での経験をアピールした例文
私は小売業で店舗運営に5年間従事し、顧客のニーズを深く理解することの重要性を学びました。商品陳列や接客を通じて、お客様の購買行動を観察し、売上向上につながる提案を数多く実施してきました。また、店舗スタッフへの教育にも携わり、チーム全体のスキルアップを推進しました。この経験で培った「顧客目線での思考」と「チームマネジメント力」は、マーケティング業務においても必ず活かせると確信しています。貴社で新たな挑戦をしながら、マーケティングのプロフェッショナルを目指します。
未経験者向け:マーケティング職に向いていることをアピールした例文
マーケティング未経験ながら、人の心を動かす仕事に強い魅力を感じ、この分野でのキャリアを築きたいと考えております。これまでの経験で培った論理的思考力と行動力、そして何より学習への熱意を活かし、貴社のマーケティングチームに貢献したいと願っております。新しいことを吸収する意欲と、データを基に課題を分析し解決策を見つける能力には自信があります。未経験だからこそ持てる新鮮な視点と、一から学び抜く覚悟で、貴社の事業成長に全力で取り組みます。
経験者向け:IT系の経験をもとにアピールした例文
私は前職でWebマーケティング担当として、3年間にわたりSEO対策を中心とした施策を実施してきました。コンテンツマーケティングに注力し、キーワード選定から記事制作、効果測定まで一貫して担当しました。その結果、自然検索からの流入を前年比150%向上させ、売上に直結する成果を上げました。データ分析を重視し、PDCAサイクルを回すことで継続的な改善を実現します。貴社でも、SEOの知識と実践経験を活かし、Webマーケティングの成果最大化に貢献したいと考えています。
経験者向け:広告系の経験をもとにアピールした例文
私は広告代理店で2年間、リスティング広告とSNS広告の運用を担当してきました。月間予算500万円規模の案件を複数管理し、CPAを30%改善させた実績があります。特に、ターゲティングの精度向上とクリエイティブのA/Bテストに力を入れ、顧客の売上向上に貢献してきました。データドリブンな思考を持ち、数値に基づいた意思決定を得意としています。貴社では、これまでの広告運用経験を活かし、より効果的なマーケティング戦略の立案・実行に取り組みたいと思います。

まとめ
マーケティング職を志望する方の自己PRについて紹介しました。
マーケティング職は多岐にわたる仕事ですが、やりがいも多く、目指す方も多い職種です。
そのため、採用されるには自己PRをしっかり考え、応募先企業にあなたの強みを伝えることが大切となります。
この記事を参考に、マーケティング職に求められる強みを自己PRでもしっかりと伝えて、就職活動を成功に導きましょう。
