
第二新卒のなかには、コンサル業界に挑戦してみたいと思っている人もいるでしょう。多数ある業界・職種のなかでも花形と思われがちなコンサル業界は、第二新卒者の採用にも積極的です。
しかしその一方で、「コンサル業界に本当に転職できるのか」「就職の難易度はどれくらいなのか」といった疑問・不安を抱いている人も少なくありません。
本記事では、第二新卒でのコンサル業界への転職について解説します。市場価値・メリット・難易度なども含めて網羅的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
第二新卒でコンサル業界に転職することは可能なのか?
第二新卒でコンサル業界への転職が可能なのかどうか、不安を抱いている人もいるでしょう。
コンサル業界ではポテンシャル採用が多いため、第二新卒でも転職は可能です。
第二新卒でのコンサル業界転職を解説する前に、第二新卒について解説します。
そもそも第二新卒とは?
第二新卒とは、新卒で入社した会社を3年以内で退職して転職を希望する人のことをさすというのが基本です。しかし、これはあくまで一般的な見方・考え方であり、明確な定義はありません。
企業によっては卒業後3年以内としているところもあれば、大卒の場合は24歳前後、高卒なら20歳前後までといった年齢で定義しているところもあります。
社会人経験が浅く、年齢が比較的若いという認識は共通しているようですが、これも一律ではありません。
新卒、既卒、中途採用と第二新卒の比較
第二新卒と混同されがちなものに、新卒・既卒・中途採用の3つがあります。
これら3つの違いを簡単に比較したものを一覧表にしました。
区分 | 定義 |
第二新卒 | 社会人経験はあるが、その期間は浅い |
新卒 | その年に学校を卒業または修了 |
既卒 | 学校は卒業しているが、正社員としての経験なし |
中途採用 | 学校卒業後、社会人として長期間の経験あり |
それぞれの違いについて、第二新卒を基準にさらに深掘りしてみましょう。

第二新卒と新卒の違い
第二新卒と新卒の主な違いは、以下の通りです。
相違点 | 第二新卒 | 新卒 | |
定義 | ・学校を卒業後新卒で企業入社し、3年未満に転職活動を行う若手 ・年齢は大卒であれば23~25歳前後 |
・その年に学校を卒業または修了、およびその見込みの学生 ・年齢は大卒であれば22歳前後、高卒であれば18歳前後 |
|
採用活動 | 時期 | 通年採用 | ・大学3年の春から始まり、夏~秋にかけて本格化 ・翌年4月の入社を目指す一括採用 |
方法 | 転職サイト、転職エージェントなど | 合同企業説明会、大学のキャリアセンター、インターンシップ | |
企業が求めるもの | 基本的なビジネスマナー、適応力、柔軟性など | 潜在能力、育成前提 |
第二新卒と既卒の違い
第二新卒と既卒の違いは、主に以下の点があげられます。
特徴 | 第二新卒 | 既卒 |
職務経験 | 正社員としての職務経験あり | 正社員としての職務経験なし |
社会人スキル | 基礎的なビジネスマナー・スキルあり | これから学ぶ必要がある場合が多め |
企業側の期待 | 即戦力に近いポテンシャル、適応力 | ポテンシャル、育成前提 |
採用枠 | 中途採用の若手枠 | 新卒採用枠、既卒枠 |
第二新卒と中途採用の違い
第二新卒は、中途採用の一部として捉えられがちです。しかし企業側が求めるものには、大きな違いがあります。
特徴 | 第二新卒 | 中途採用 |
定義 | 卒業後3年未満の社会人経験者 | 就業経験のある人材(第二新卒を含む) |
経験年数 | 浅い(1~3年程度) | 数年~数十年 |
企業が求めるもの | 基本的なビジネスマナー、ポテンシャル、柔軟性 | 即戦力、専門スキル、実績、特定の経験など |
年齢層 | 20代前半が中心 | 20代後半~ |
コンサル業界で第二新卒の市場価値が高い理由
コンサル業界での第二新卒の市場価値は高く、これからコンサル業界への転職を目指す人にとっては嬉しい状況といえるでしょう。
なぜコンサル業界での第二新卒の市場が高いのか、その理由について解説します。
人材不足のため
コンサル業界で第二新卒の市場価値が高い理由として、人材不足があげられるでしょう。ただし、この場合の人材不足は単なる数合わせという意味ではありません。具体的には、以下の要因が背景としてあります。
- 新卒の育成コストや期間の短縮
- 即戦力の中途採用が困難
- 事業拡大と高い離職率による継続的な人員補充
コンサル業はその需要が高まっている一方で、コンサルタントとして活躍できるようになるまで多くの時間を要します。
一定のビジネススキルを備えているため
一定のビジネススキルを備えている点も、市場価値が高い理由といえるでしょう。
コンサルタントは、会社の役員をはじめとする地位などが高い顧客への対応が求められます。このような顧客との対応に失礼があってはならず、挨拶・身だしなみ・敬語の使い方といった基礎的なビジネスマナーを身に着けていなければなりません。
また、PCスキル・報連相といったビジネススキルへの理解・習得も必要不可欠です。これらを新人教育として行うには時間とコストがかかります。
新卒採用が激化しているため
新卒採用の激化も、第二新卒の市場価値を高めている要因のひとつでしょう。
コンサル業界は、新卒を採用したくないと思っているわけではありません。しかし業務内容を考慮した場合、優秀な人材でなければ研修をはじめとするさまざま面でのコスト・リスクが高くなります。優秀な新卒者は多くの業界・企業で求められるため、その分採用が極めて難しい状況といえるでしょう。
そのような状況のなかで第二候補として注目されるのが、第二新卒です。新卒ほどの教育コストをかけず、若さとポテンシャルを兼ね備えた第二新卒は、コンサル業界にとってぜひとも採用したい人材として注目されています。

コンサル業界を目指す第二新卒が多い理由
コンサル業界における第二新卒の市場価値が高い理由については、前述で解説しました。
一方、第二新卒側でもコンサル業界を目指す人が多くいます。その理由について確認していきましょう。
年収アップの可能性が高いため
第二新卒でコンサル業界を目指す人が多い理由として、年収アップの可能性が高い点があげられます。
コンサル業といってもさまざまな種類がありますが、主な職種における平均年収は以下の通りです。
職種 | 平均年収 |
経営コンサルタント | 903.2万円 |
ITコンサルタント | 752.6万円 |
キャリアコンサルタント | 591万円 |
人材コンサルタント | 903.2万円 |
広報コンサルタント | 591万円 |
M&Aコンサルタント | 903.2万円 |
(参考:[コンサルタント | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))])
国税庁が公開している「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は460万円でした。上記の一覧表で紹介したコンサルタント職は、いずれもこの平均を上回っています。
他業界でも通用するようなスキルを身に着けたいため
他業界で通用するスキルを身に着けたい理由で、コンサル業界を目指す第二新卒もいます。
コンサル業界で身につくビジネスマナー・ビジネススキルとして、以下のようなものがあげられるでしょう。
ビジネススキル | ビジネスマナー |
・ロジカルシンキング ・問題解決能力 ・コミュニケーション能力 ・プロジェクトマネジメント能力 ・分析力 ・セルフマネジメント能力 |
・時間厳守 ・事前準備 ・報連相 ・言葉遣い ・資料作成およびメール作成の作法 ・身だしなみ(清潔感) |
これらが重視されるのは、コンサル業界に限ったことではありません。このようなどこの業界・職種でも必要とされるスキル・マナーを身に着けるために、コンサル業界を目指す第二新卒もいます。
成長スピードが速いため
素早く成長できる点も、第二新卒がコンサル業界を目指す理由といえるでしょう。
コンサル業界は、即戦力に近い人材を求めています。業務内容があらゆる面で専門的な知識・スキルを要するからです。
コンサルタント会社によっては、新人研修を設けているところもあります。しかしその一方で、一定レベル以上のビジネススキル・ビジネスマナーを有している場合には、早い段階で責任のある仕事を任されるといったケースも少なくありません。
研修を受けられるため
研修を受けられる点も、第二新卒がコンサル業界を希望する理由です。
第二新卒としてコンサルタント会社に転職した場合、求められるのはコンサルティング関連の経験・スキルですが、これらを十分身に着けている人は決して多くありません。
実務がこなせるレベルまで引き上げることを目的に、多くのコンサルタント会社では独自の研修を行っています。

第二新卒で入社するメリット
第二新卒で入社するメリットを紹介します。
ネクストキャリア選択肢が広がる
ネクストキャリアの選択肢が広がる点は、第二新卒でコンサル会社に入社するメリットとしてあげられるでしょう。得られるスキル・経験と、業界独自のネットワークが大きいからです。
コンサル業界で身につくスキルはどれも汎用性が高く、ほかの業界・企業においても高く評価されます。
また業務内容は、特定の業界に特化しているわけではありません。ありとあらゆる業界・職種で活躍するクライアントからの課題解決に携わるため、多種多様な業界に触れます。
キャリア形成がしやすい
キャリアが形成しやすい点も、第二新卒でコンサルに入社するメリットといえます。若手に対する成長機会が、ほかの業界と比較して圧倒的に多いからです。
業務では、数週間から数カ月という短いスパンで多種多様な業界・プロジェクトにかかわります。通常なら数年必要な専門知識・業界知見も、スピーディーに習得可能です。
また経営陣と直接対話をする機会は、ほかの業界に比べて多いといえるでしょう。経営者視点での考え方・捉え方に触れることで、多角的に物事をとらえる力が身につきます。
新卒社員と同等のスピードで成長できる
新卒社員と同等のスピードで成長できる点も、第二新卒でコンサル業に入社するメリットとしてあげられます。第二新卒は、新卒と比較すると基本的なビジネスマナー・ビジネススキルを習得しているからです。
第二新卒は、前職で基本的なビジネスマナーやPCスキルを習得済みのため、新卒が一から学ぶ初期段階を研修で学ぶ必要はありません。その分、コンサルティング業務の論理的思考力や問題解決能力といった専門スキル習得に早期から集中できます。
第二新卒からコンサル業界への就職難易度
第二新卒からコンサル業界への転職は、難易度が高いといわれています。その理由について確認していきましょう。
競争率が高いため
就職の難易度が高い理由のひとつとして、競争率の高さがあげられるでしょう。
コンサル業界では第二新卒の人材に注目しており、多くの関連会社では積極的に第二新卒の採用を行っています。
しかしその一方で第二新卒側でもコンサル業界を目指す人が多く、研修制度・福利厚生といった条件がよいコンサル会社には応募が集中しがちです。
一定のスキルが求められるため
一定のスキルが求められる点も、就職難易度が高い理由です。
コンサル業界が第二新卒に求めるスキルとして、以下のようなものがあげられます。
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- 学習意欲
これらは多くのコンサルタント会社で求められるスキルであり、第二新卒に期待されているものです。

第二新卒がコンサル業界に求められるスキル
第二新卒がコンサル業界に求められるスキルについて、具体的な習得方法とあわせて紹介します。
高いコミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、第二新卒としてコンサル業界を目指す際に必要不可欠なスキルといえるでしょう。さまざまなクライアントとの会話が、業務内容の大半を占めるからです。
コンサルタントの主な業務内容はクライアントが抱える課題・問題の解決であり、的確な解決策を提案するためには高いコミュニケーション能力が求められます。
高いコミュニケーション能力を身に着ける際には、以下のような点を意識してみてください。
- 相手の話を最後まで聞く
- 相手の意図を意識して聞く習慣をつける
- 結論ファーストを徹底する
- 多種多様な背景の人との交流を持つ
普段から上記4つのポイントを意識して会話をすることを徹底すると、高いコミュニケーション能力が身につくでしょう。
論理的思考力・問題解決能力
論理的思考力・問題解決能力もコンサル業界で必要不可欠なスキルであり、第二新卒に求められる傾向が高いといえます。
コンサルタントの業務内容はクライアントが抱える課題・問題の解決であることから、これら2つのスキルは欠かせません。
これらのスキルを身に着ける際には、関連書籍でのインプットがおすすめです。ロジカルシンキングや地頭に関連した書籍を購入して、徹底したインプットを行いましょう。コンサル関連の書籍にも、これら2つのスキルに関する内容が明記されたものが多数あります。
素直さ・成長力
素直さや成長力も、第二新卒がコンサル業界で求められるスキルとしてあげられます。
ある程度の社会人経験があっても素直さが欠けている場合、雇用したいと思うコンサルティング会社は多くないでしょう。業務上で始動されたことは素直に受け入れる人のほうが、成長力も期待できます。
今から準備できるスキル
今からでも遅くない準備できるスキルを紹介するので、参考にしてください。
ビジネス基礎スキル
ビジネスの基本スキルは、早めに身に着けておきましょう。完璧に使いこなすには、使用頻度を上げる必要があるからです。
具体的なビジネス基礎スキルとして、以下のようなものがあげられます。
- Excel
- PowerPoint
上記は、業務を進めるうえで頻繁に使用する可能性が高いオフィスソフトです。データの分析・処理などにはExcelを使用し、資料を作成する際にはPowerPointを活用します。
どちらも優れたソフトではありますが、完璧に使いこなすためには基礎的なスキルを習得したうえで応用スキルも身に着けておかなければなりません。
ケース面接とロジカルシンキング
ケース面接とロジカルシンキングも、習得しておかなければなりません。
ロジカルシンキング(論理的思考力)の習得方法については、求められるスキルで軽く触れました。さらに強化する際には、以下のようなフレームワークの活用が有効です。
フレームワーク | 概要 | 練習方法 |
MECE(ミーシー) | 漏れなくダブりなく情報を分類する考え方 (例)顧客別・製品別など |
あらゆる場面で情報を整理する際に意識 |
ロジックツリー | 問題の特定や解決策を具体化する際に分解して考える手法 (例)なぜ電車が遅れたのか? |
日常生活のあらゆる問題をロジックツリーで分解して練習 |
ピラミッドストラクチャー | 結論を頂点にして、根拠となる理由を構造的に配置 | プレゼン資料や報告書作成時に意識して構成 |
英語力
外資系のコンサルタント会社を希望する場合は、英語力も必要です。
英語を必要とする外資系コンサルティング会社の場合、募集内容に目安となる英語力が明記されています。最低限そのレベルの英語力は身に着けておきましょう。
MBA的要素
MBA的要素とは、経営戦略・マーケティング・会計・財務などを含む知識のことです。
コンサル業界を目指すからといって、必ずしもMBA的要素が必要になるわけではありません。しかし経営全般の基礎知識が身につくため、あらかじめ学習しておけばコンサルタント業務で役に立つでしょう。

コンサル業界独特の選考プロセス
コンサル業界の選考プロセスについて解説します。
ケース面接について
ケース面接とは、論理的思考力・問題解決能力・コミュニケーション能力を総合的に評価するための面接形式です。
面接では具体的なビジネス課題が提示され、面接官との対話を通じてその場で解決策を導き出すプロセスが求められます。
一般的な就職活動で実施される採用面接とは形式・内容が異なるため、初めての人は戸惑うことも多いでしょう。
具体的な対策方法として、以下のようなものがあげられます。
- コンサルティング関連書籍を読む
- ケース面接対策本を解く
- 模擬面接を行う
- ニュースやビジネス情報を深掘りする
ビヘイビア面接について
ビヘイビア面接とは、過去の行動や経験に基づいて性格・価値観・ストレス耐性などがコンサルタントとしての適性にマッチしているかを確認する面接形式です。
採用担当者は、ポテンシャルの高さや適応力、成長意欲など、多角的な観点から評価を行います。
面接で取り上げられることが多いテーマとして、リーダーシップ・チームワーク・克服困難などがあげられますが、これらに単純に回答するだけでは不十分です。単に経験を羅列するのではなく、具体的なエピソードをどのような状況でどのような役割や責任をもって行動したのか伝えましょう。最後にどのようになったのか、結果を伝えて締めくくります。
学歴や経歴はどのくらい重視されるのか?
コンサル業界の第二新卒では、ポテンシャル採用が基本です。そのため、一般的には学歴・経験よりも素養が求められます。
しかしコンサルティング会社の規模・社風などによっては、学歴・職歴が重視されることもあるでしょう。
第二新卒から大手コンサル業界への採用例
第二新卒から大手コンサル業界への採用例を紹介します。
アクセンチュア
アクセンチュアは、世界に50カ国以上の拠点を持つ総合コンサルティング企業です。
未経験からでも挑戦できる第二新卒採用枠が設けられており、幅広い第二新卒の採用を行っています。
具体的な応募資格は、以下の通りです。
- 半年以上4年未満の社会人経験あり
- アクセンチュア指定の採用選考への参加が可能
(参考:[第二新卒 採用情報 | アクセンチュア])
上記の条件を満たしていれば、職種・業界は問いません。採用後には新卒採用者同様の研修が実施されます。
デロイト・トーマツ・コンサルティング
デロイト・トーマツ・コンサルティングとは、日本のコンサルティングサービスを担う会社です。
OP Poolという形で、第二新卒の採用を行っています。実施される際には、詳細がホームページ上に公開されるので、こまめにチェックしてみてください。
Pwcコンサルティング
Pwcコンサルティングは、PwC(プライスウォーターハウスクーパース)の日本におけるコンサルティング部門です。世界157カ国に拠点を構えており、ネットワークを活用したサービスを提供しています。
キャリア採用として実施しており、公式サイトの募集要項にて詳細の確認が可能です。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
EYストラテジー・アンド・コンサルティングとは、東京都に拠点を構えるコンサルティング会社です。
第二新卒者枠として採用試験が実施されています。社会人経験3年未満などの応募条件が設定されており、すべての条件を満たしていれば応募が可能です。
KPMGコンサルティング
KPMGコンサルティングとは、イギリスに拠点を置くKPMGのなかのKPMGジャパンの一員としてコンサルティングサービスを提供している会社です。
第二新卒枠として採用を実施しており、求人情報に明記されている選考時点で3年未満といった条件を満たしていれば、応募できます。

第二新卒からコンサル転職を成功させるには
第二新卒からコンサル転職を成功させる方法を紹介するので、参考にしてください。
職務経歴でポテンシャルを伝える
職務経歴でポテンシャルを伝えることで、コンサル転職の成功率がアップするでしょう。
第二新卒のポテンシャル採用では、コンサルタントの実務経験を必要としない企業も多く存在します。その際には、これまでの業務経験をコンサル内容に関連付けることが重要です。
コミュニケーション能力の高さをアピールする
コミュニケーション能力の高さをアピールすることも、転職の成功率を上げる重要な鍵といえます。コンサル業務では、高いコミュニケーション能力が欠かせないからです。
面接では、簡潔明瞭な受け答えを心がけましょう。事実を単純に羅列するのではなく、結論から具体的なエピソードへ展開して実際の業務に関連付けるといった話し方も重要です。
コンサル適性を身に着ける
コンサルの適性を身に着けることも重要です。
コンサルタント業務に必要なスキルについては、すでに解説してきました。問題解決能力・論理的思考力といった重要なスキルを身に着けて、適性を高めることが必要不可欠です。

まとめ
第二新卒におけるコンサル業界への転職事情について解説しました。
コンサル業界では第二新卒への注目が高まっており、採用にも積極的です。ただし、高い適性能力が求められるため、転職を成功させるためには一定レベルの知識・スキルを身に着けておかなければなりません。
本記事で紹介した求められるスキル・成功させる秘訣などを参考にして、コンサル業界での第二新卒採用にチャレンジしてみてください。
