
就職活動を有利に進めるために多くの人が参加を目指すインターン。このインターンの選考では、必ずといっていいほど面接が実施されます。面接を通過しなければインターンに参加できないため、重要な難関といえるでしょう。
しかしその一方で「インターンの選考で実施される面接とはどういうものなのか」「面接の流れや見られているポイントなどが知りたい」といった疑問・不安を抱えている人も少なくありません。
本記事では、インターンの面接について解説します。面接を実施する理由・質問および回答例・マナーなども含めて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
インターンに行く目的
インターンに参加する目的について紹介します。
経験として面接で話すことができる
インターンシップに参加する目的のひとつは、面接で話せる貴重な経験を得ることです。インターンでの経験は単なるアルバイトとは異なり、実際のビジネス現場での具体的なエピソードとして語ることができます。
具体的な行動や成果を交えて説明することで、主体性や問題解決能力のアピールが可能です。これにより採用担当者は、応募者が企業でどのように活躍できるかを鮮明にイメージしやすくなるでしょう。説得力のある志望動機や自己PRにつなげる貴重な経験といえます。
自分のスキルを高めることができる
自分のスキルを高めることも、インターンシップに参加する目的のひとつです。実際のビジネス環境で働くことで、学校の授業やアルバイトでは得られない実践的なスキルを習得できます。
例えばグループワークを経験することで、問題解決能力・論理的思考力が磨かれるでしょう。社員の方々との交流を通じて、コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力の向上も期待できます。特定の業務に携わるインターンであれば専門的な知識やツールを使う経験を通じて、その分野で必要とされる具体的なスキルの習得が可能です。
これらの経験は自身の成長につながり、将来のキャリア形成において大きな財産となるでしょう。
入社後のギャップを少なくできる
インターンシップに参加する目的として、入社後のギャップを少なくする点もあげられます。実際に企業で働くことで、会社の雰囲気・社員の働き方・企業文化などの確認が可能です。
入社前に抱いていたイメージと現実との間に、大きな乖離がないかを事前にチェックできます。もしイメージと違う点があればそれを早期に認識し、本当にその企業が自分に合っているのかを再検討する機会にもなるでしょう。
ミスマッチを防ぎ、自分にとって最適な企業を見つけるための重要なステップといえます。
インターンで自分をアピールできる
企業に自分をアピールすることも、インターンシップに参加する目的のひとつとしてあげられるでしょう。インターン中は採用担当者や現場社員と直接関わる貴重な機会であり、能力や意欲を印象づける絶好のチャンスです。
グループワークでの貢献・社員との積極的なコミュニケーション・質問の質などを通じて、主体性・協調性・問題解決能力などを具体的にアピールできます。ここでよいパフォーマンスを見せれば、本選考において有利な立場になることも珍しくありません。
単なる体験ではなく、自分自身の可能性を企業に示す場として積極的にアピールしていきましょう。

インターン選考で面接を行う理由
インターン選考で面接を行う理由を紹介します。
コミュニケーション力やビジネスマナーがあるか把握したい
インターン選考で面接を行う理由は、学生が持つコミュニケーション能力や基本的なビジネスマナーがあるかを確認するためです。
グループワークや社員との交流を通じて「円滑に意思疎通が図れるか」「適切な言葉遣いや態度で臨めるか」を把握し、インターンシップを実りあるものにできるかを見極めています。
インターンに参加する目的や熱意を把握したい
インターン選考で面接を行うのは、学生がインターンに参加する目的・その企業への熱意を把握したいからです。
単に「インターンに行きたい」という理由だけで、インターンに参加しているケースもゼロではありません。「なぜこの企業の、このインターンなのか」という明確な動機や、学びたいこと・貢献したいという意欲を確認して入社後のミスマッチを防ぐためでもあります。
優秀な学生を確保したい
優秀な学生を早期に確保したい点も、インターン選考で面接を行う大きな理由のひとつです。
企業はインターンシップを通じて、学生の能力やポテンシャルを直接見極めようとしています。将来的に自社で活躍してくれる人材を、早期発掘しようと考えているからです。
優秀な学生は、面接で光るケースが珍しくありません。そのような学生に本選考での優遇や早期内定といった形でアプローチすることで、他社に先駆けて優秀な人材を囲い込むことを目指しています。

【回答例付き】インターンの面接でよく聞かれる質問と回答例
インターン面接の質問と回答例を紹介するので、参考にしてください。
インターンの志望動機
企業がインターン面接で志望動機を尋ねるのは、応募者の熱意・目的意識・企業・仕事への理解度を測るためです。ミスマッチを防ぎ、入社後の活躍を期待できるかを見極めています。
質問例: 「なぜ弊社のインターンシップに応募されたのですか?」回答例:「御社のWebマーケティング事業に強い関心があり、実際の現場で学びたいと思い応募いたしました。大学でマーケティングを学ぶ中で、デジタル領域での顧客獲得手法に興味を持ちました。御社は業界でも先進的な取り組みをされており、経験豊富な社員の方々から直接指導を受けながら、理論と実践を結びつけたいと考えています。将来はマーケティング職を目指しており、このインターンが大きな成長機会になると確信しております。」
自己PR
企業がインターン面接で自己PRを求めるのは、応募者の強みや個性を把握し、それらを企業でどう活かせるかを知るためです。自社で活躍できる素質があるかを見極めています。
質問例: 「あなたの強みを教えてください」回答例:「私の強みは、課題を分析し継続的に改善に取り組む力です。アルバイト先のカフェで売上向上を任された際、来客データを分析し、平日午後の集客が課題と発見しました。そこで限定メニューの提案や学習スペースの設置を店長に提案し、実施した結果、平日の売上を20%向上させることができました。この経験から、データに基づいた課題発見と粘り強い改善活動の重要性を学びました。インターンでもこの強みを活かしたいです。」
インターンで身につけたいスキル
インターン面接で「身につけたいスキル」を質問する意図は、学習意欲と目的意識を確認するためです。
企業は、応募者がインターンシップを通じて具体的に何を学び、どう成長したいと考えているのかを知ろうとしています。プログラムへの適性や、将来的な貢献可能性を見極めたいからです。
質問例: 「このインターンを通じてどのようなスキルを身につけたいですか?」回答例:「主に3つのスキルを身につけたいと考えています。1つ目は実践的なデータ分析スキルです。大学で統計学を学んでいますが、実際のビジネスデータを扱う経験を積みたいです。2つ目はチームワークスキルです。多様な背景を持つ社員の方々と連携し、プロジェクトを進める力を磨きたいです。3つ目はビジネスマナーやコミュニケーション能力です。社会人として必要な基礎スキルをしっかりと身につけ、将来の就職活動にも活かしたいと思います。」
インターンで経験したいこと
インターン面接で「経験したいこと」を質問する意図は、応募者の意欲・具体的な目標・企業への理解度を測るためです。応募者の期待とインターン内容のミスマッチを防ぎ、参加を通じて最大限の学びを得られるかを見極めています。
質問例: 「インターンシップではどのような業務を経験したいですか?」回答例:「御社の新商品マーケティングプロジェクトに携わりたいです。市場調査から戦略立案、実行まで一連の流れを体験し、マーケティングの全体像を理解したいと考えています。特にSNSマーケティングの企画・運用に興味があり、実際の投稿作成や効果測定を通じて、デジタルマーケティングの実務スキルを習得したいです。また、顧客へのアンケート調査やデータ分析にも挑戦し、消費者インサイトを読み取る力を養いたいと思います。」
長所
インターン面接で長所を尋ねる意図は、応募者の自己理解度とその長所を企業やインターンの業務でどのように活かせるかを知るためです。その強みが、チームや成果にどう貢献するかを見極めています。
質問例: 「あなたの長所は何ですか?」回答例:「私の長所は責任感の強さと最後まで諦めない粘り強さです。大学のゼミでグループ研究を行った際、リーダーとして8名のメンバーをまとめ、半年間の調査プロジェクトを成功に導きました。途中で意見の対立や調査の行き詰まりがありましたが、一人ひとりと話し合いを重ね、全員が納得できる解決策を見つけました。その結果、学部で最優秀賞を受賞することができました。この経験から、チームの目標達成に向けて責任を持って取り組む重要性を学びました。」
短所
インターン面接で短所を尋ねる意図は、応募者の自己認識力と課題に対する改善意欲を確認するためです。自身の弱みを客観的に捉え、それを克服しようと努力できるかを評価しています。
質問例: 「あなたの短所について教えてください」回答例:「私の短所は完璧主義になりがちなところです。以前、プレゼンテーション資料作成の際、細部にこだわりすぎて時間をかけすぎてしまい、チームメンバーに迷惑をかけてしまいました。この経験を反省し、現在は作業前に優先順位を明確にし、時間配分を決めてから取り組むよう心がけています。また、定期的に進捗を確認し、必要に応じて方針を調整するようにしています。完璧を目指しつつも、全体のバランスを考慮できるよう改善に努めています。」
学生時代に力を入れたこと
インターン面接で「学生時代に力を入れたこと」を質問する意図は、主体性・課題解決能力・目標達成へのプロセスを把握するためです。
どのような状況で何に熱中し、そこから何を学んでどう成長したのかを知ろうとしています。入社後に、企業でどのように活躍できるかを見極めたいと考えているからです。単なる経験の羅列ではなく、具体的な行動と学びを示しましょう。
質問例: 「学生時代に最も力を入れて取り組んだことを教えてください」回答例:「大学祭の実行委員として、来場者数向上プロジェクトに取り組みました。前年度の来場者数が減少していたため、原因分析から始めました。アンケート調査の結果、SNS発信の不足と家族連れ向けコンテンツの少なさが課題と判明しました。そこでInstagramでの情報発信を強化し、子ども向けワークショップを新設しました。結果として前年比30%の来場者増を実現できました。この経験から、データに基づく課題解決の重要性と、チームワークの大切さを学びました。」
逆質問
インターン面接で逆質問を求められる意図は、企業への関心度と主体性を測るためです。
逆質問は疑問を解消するだけではありません。事前にどれだけ企業研究をしてきたか、そしてどれだけ真剣にインターンを考えているかを示すチャンスでもあります。熱意や理解度をアピールする機会と捉えましょう。
質問例: 「何か質問はありますか?」回答例:「2点質問させてください。1点目は、インターン生に期待される成果や目標について教えていただけますでしょうか。事前に準備できることがあれば取り組みたいと思います。2点目は、現在活躍されている社員の方々は、学生時代にどのような経験を積まれていたか教えていただけますか。今後の学習や活動の参考にさせていただきたいです。また、可能であれば実際の職場を見学させていただき、働く環境を拝見したいのですが、いかがでしょうか。」

【回答例付き】インターンの面接で想定外の質問と回答例
インターン面接での想定外の質問と回答例を紹介します。
苦手な人
インターン面接で苦手な人を質問する意図は、自己認識力と対人関係スキルを測るためです。
企業はどのような状況やタイプの人に苦手意識を持つか、そしてそれをどのように乗り越えようとしているかを知ろうとしています。チームでの協調性やストレス耐性を見極めたいと考えているからです。単に苦手なタイプを挙げるだけでなく、そこから何を学んでどのように対応しているかを伝えましょう。
質問例: 「どのような人が苦手ですか?」回答例:「他人の意見を全く聞かない人が苦手です。以前、サークルの企画会議で自分の案に固執し、メンバーの提案を聞こうとしない先輩がいました。最初は困惑しましたが、まず相手の考えを理解してから、具体的な改善案を提示するようにしました。結果的に良い企画ができましたが、この経験から多様な意見を取り入れることの大切さを学びました。苦手な人とも建設的な関係を築けるよう、相手の立場を理解し、共通点を見つける努力を心がけています。」
自分を色で例えると
インターン面接で「自分を色で例える」質問は、自己認識力と表現力を測る意図があります。
なぜその色を選んだのか、その色が持つイメージと自分の個性や強みがどう結びつくのかを説明しましょう。抽象的な思考力やユニークな視点をアピールする機会です。企業は、内面や潜在的な特性を知ろうとしています。
質問例: 「あなたを色で例えると何色ですか?」回答例:「私は青色だと思います。青は冷静さと信頼性を象徴する色で、私の性格と重なります。困難な状況でも感情的にならず、論理的に問題を分析して解決策を考える傾向があります。大学の期末試験期間中、友人たちがパニックになる中、私は計画的に勉強スケジュールを立て、グループ学習をコーディネートしました。また、青は協調性も表すように、チームワークを大切にし、周囲との調和を保ちながら目標達成に向けて努力することを心がけています。」
幼少期の人柄
インターン面接で幼少期の人柄を質問する意図は、根源的な性格特性や価値観を探るためです。幼い頃から形成された個性や行動パターンから、潜在的な強み・企業文化への適合性を見極めようとしています。
質問例: 「子どもの頃はどのような性格でしたか?」回答例:「幼少期から好奇心旺盛で、分からないことがあると必ず質問する子どもでした。図書館で本を読むのが好きで、動物や宇宙について調べては家族に説明していました。また、友達と遊ぶ時は自然とリーダー役になることが多く、みんなが楽しめる遊びを考えるのが得意でした。一方で、負けず嫌いな面もあり、習い事のピアノでは毎日練習を欠かしませんでした。この探究心と責任感は現在も変わらず、大学での研究活動やアルバイトでも活かされています。」
得意分野
インターン面接で得意分野を尋ねる意図は、強みや専門性がインターンで任される業務やチームにどう貢献できるかを知るためです。
具体的なスキルや知識を活かせるかを見極め、即戦力として期待できるかを判断しています。
質問例: 「あなたの得意分野について詳しく教えてください」回答例:「私の得意分野はデータ分析とプレゼンテーションです。統計学を専攻しており、Excelや統計ソフトを使った分析が得意です。ゼミの研究では消費者行動データを分析し、購買パターンの傾向を発見しました。また、分析結果を分かりやすく伝えることも得意で、学内のプレゼンテーション大会で優勝した経験があります。複雑なデータも図表やグラフを使って視覚的に説明し、聞き手の理解を促進することができます。この能力をインターンでも活かし、マーケティング分析に貢献したいと考えています。」

インターンの面接通過率を上げるポイント
インターン面接の通過率を上げるポイントを確認していきましょう。
面接での質問の意図について理解する
インターン面接の通過率を上げるポイントとして、面接での質問の意図を理解することは重要です。
面接官は、単にあなたの答えを聞いているのではありません。その質問を通じて何を知りたいのか、どんな能力や特性を見極めようとしているのかを把握する意識を持ちましょう。
質問の背景にある意図を読み解くことで、面接官が本当に聞きたい内容に沿った、的確で深みのある回答ができます。評価を高めることにもつながるでしょう。
参加目的をはっきりさせて志望動機を作成する
インターン面接の通過率を上げるためには、参加目的を明確にしてください。そのうえで、具体的な志望動機を作成することが極めて重要です。「インターンで身につけたいスキル」「深く学びたいこと」など、具体的な目標意識を盛り込みましょう。
面接官は応募者がなぜこのインターンシップに参加したいのか、その目的意識の高さや真剣さを見ています。目標と企業の提供するインターン内容が一致していることを示すことで熱意が伝わり、通過率も向上するでしょう。
自己分析や企業研究を徹底する
インターン面接の通過率を上げるためには、自己分析と企業研究を徹底することが不可欠です。
自己分析を通じて、強み・弱み・興味・将来の目標を深く理解しましょう。これにより、なぜその企業でインターンをしたいのか、具体的にどう貢献できるのかを明確にできます。
企業研究では、企業の事業内容・企業文化・求める人物像だけでは不十分です。最新の動向・業界内での立ち位置まで、深く掘り下げてください。
自己理解と企業理解を深めることで、面接官に強く印象付けられるでしょう。
面接練習をする
インターン面接の通過率を上げるためには、徹底した面接練習も必要です。しっかり自己分析や企業研究をしていても、本番で自分の言葉で伝えられなければ意味がありません。
模擬面接を繰り返し行い、聞かれる可能性のある質問に対してスムーズかつ論理的に回答できるよう練習しましょう。大学のキャリアセンターや就活支援サービスを活用して、客観的なフィードバックをもらうのも非常に有効です。
繰り返し練習することで自信がつき、本番で最高のパフォーマンスを発揮できるようになります。
・質問の意図を理解して的確に答える
・明確な参加目的と具体的な志望動機を準備
・自己分析と企業研究を徹底的に行う
・模擬面接で実践的な練習を重ねる
必ず知っておきたいインターンの面接の流れとマナー
インターン面接の流れとマナーを確認していきましょう。
インターンの面接:対面
①受付
開始時間の10分前には到着し、受付を済ませましょう。清潔感のある身だしなみで、明るくハキハキと挨拶することが大切です。スマートフォンはマナーモードにするか電源を切っておきましょう。
②待機
待機中は、静かに着席します。配布物があれば目を通しましょう。携帯電話は触らず、背筋を伸ばして落ち着いた姿勢を保つことが大切です。呼ばれたら、はっきりと返事をして面接室へ向かいましょう。
③入室
インターンシップの対面面接で入室する際は、個人面接でも集団面接でも共通のマナーがあります。ドアを軽く2〜3回ノックし、「どうぞ」と声が聞こえてから入室しましょう。入室したらドアの方を向いて静かに閉め、面接官の方へ向き直って一礼します。
個人面接の場合は自分の名前を名乗り、「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶しましょう。着席を促されてから着席してください。
集団面接の場合は前の人にならい、指示された席に静かに着席します。基本的に、着席後に個別の挨拶は不要です。全員が着席してから、面接が開始されます。
いずれの場合も入室から着席までの動作を落ち着いて丁寧に行うことが、よい第一印象を与えるために重要です。
④面接
対面面接では質問に対して結論から簡潔に答え、具体的なエピソードを交えましょう。面接官の目を見て、明るい表情と聞き取りやすい声で話すことを意識してください。
⑤退室
退室時は着席していた椅子の横に立ち、「本日はありがとうございました」と一礼します。ドアの前でもう一度面接官の方を向いて一礼し、静かにドアを閉めて退室しましょう。
インターンの面接:オンライン
①事前準備
オンライン面接の事前準備として、ネット環境の確認・充電・静かな場所の確保・背景の整理をしてください。カメラとマイクのテストも忘れずに行い、面接ツールに慣れておくことが重要です。
②接続
オンライン面接は、開始時間の5分前には指定されたURLから接続して待機しましょう。音声や映像に問題がないか最終確認を行い、面接官が入室するのを静かに待ちます。
③面接
オンライン面接ではカメラ目線を意識し、明るい表情でハキハキと話しましょう。電波状況に注意し、音声が途切れないようマイクの位置も確認してください。身振り手振りは控えめに、落ち着いた姿勢を保つことが大切です。
④退室
オンライン面接の退室時は面接官が退出するのを確認してから、「本日はありがとうございました」と一礼して静かに接続を切ります。面接官より先に退出しないよう注意しましょう。
インターンの面接をする時の心構え
インターンの面接に臨む際の心構えとして、最も大切なのは「企業への理解」と「自分らしさ」を意識することです。
応募企業がどのような事業を展開し、どのような文化を持つのかを深く理解しましょう。そのうえで、「なぜこのインターンに参加したいのか」「参加を通じて何を学びたいのか」を具体的に伝えられるように準備してください。企業の求める人物像と自分の強みがどう結びつくかを考えることで、説得力が増します。
インターン面接は「企業の採用担当者」と「学生」という立場だけではありません。「人対人」の、コミュニケーションの場だと捉えましょう。誰でも、面接で緊張するのは当たり前です。飾らない「自分らしさ」を大切にし、ハキハキと笑顔で話すことを心がけてください。質問に詰まっても焦らず、正直な気持ちを伝える姿勢が大切です。
インターン面接は、企業との相性を確認する機会でもあります。遠慮せずに疑問点を質問し、企業への理解を深める場としても活用しましょう。

まとめ
インターン面接について、解説しました。
面接といっても、就職活動時に行われる面接とは目的・意図が異なります。緊張しすぎるとインターン面接で本領が発揮されなくなるので、「採用面接とは違う」という認識で肩の力を抜いて臨みましょう。
本記事では、インターン面接の目的・質問と回答例・通過率を上げるポイントなどを紹介しました。これらを参考にして、希望する企業のインターン通過率を上げてください。
