インターンは大学1年から始めるべき!現役大学生が徹底解説!

インターン

今回は、大学1年生からのインターン参加について詳しく解説しますね。早期からのインターン参加のメリットや注意点、始め方まで幅広くお伝えします。

現役大学生のなかには、就職活動の一環としてインターンに注目している人もいるでしょう。インターンは業界・職種を知るうえで、有効な手段といえます。

しかし、なかには「大学1年生でインターンを始めたほうがいいのか」「インターンに参加してどのようなメリットが得られるのか」といった疑問・悩みを抱えている人も少なくありません。

本記事では大学1年生に向けて、現役大学生から見たインターンの全容を解説します。参加者の実態・メリット・デメリット・注意点なども含めて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

大学一年生もインターンに参加した方がいいの?

インターン参加は、将来を考える上で貴重な経験です。特に、大学1年生から参加できる長期インターンは、実社会の理解を深める絶好の機会といえます。1dayの職業体験では得られない、より深い実践的なビジネススキルや問題解決能力を養えるからです。

長期インターンを通じて、興味のある業界や企業の雰囲気を肌で感じ、働くことへのイメージ・実感が高まります。将来のキャリア選択におけるミスマッチを防ぐとともに、自身の職業観を明確にできるでしょう。

さらにインターンでの経験は、就職活動におけるガクチカとして強力なアピールポイントです。企業側から見ても早期からのインターン参加は、学生の意欲や主体性を評価する指標となります。選考において、有利に働く可能性も高まるでしょう。

長期インターンの割合はわずか2~3% !?

リクルートの就職みらい研究所が調査・公開している「就職白書2023」によると、1day仕事体験への学生参加率は75.0%でした。この数字だけ見ると、インターンを始めている学生は多いと感じるかもしれません。

しかし3カ月以上にわたる長期インターンへの参加は、わずか2~3%にとどまっている結果が得られました。1day仕事体験への参加率と比較すると、これは非常に低い数字です。

長期インターンへの参加割合が低い理由として、学業・部活・サークル・アルバイトなどとの両立が困難な点があげられるでしょう。大学生のなかには忙しいケースも多く、長期インターンに参加したくても時間が確保できない人が少なくありません。

確かに時間の確保が一番の課題になりそうですね。

その通りです。本格的に長期インターンを利用する際には、いかに時間を確保するかが重要な鍵を握っているといえるでしょう。

大学一年生からの募集はたくさんある!

大学1年生からのインターンは、特に長期インターンを中心に募集が多くあります。これは、企業側にとって大きなメリットがあるためです。

企業は学生に投資した教育コストを長期で回収できるため、長く勤務してくれる学生を非常に重宝します。そのため早期から学生を受け入れ、育成することに積極的です。

ただし大学1年生から受け入れ可能な長期インターンは、ベンチャー企業や中小企業が多い傾向にあります。これらの企業は成長フェーズにあり、若手の力を積極的に取り入れたいと考えているためです。

大手企業のような大規模な採用枠では、見つけることが困難かもしれません。しかし裁量権が大きく、より実践的な経験を積めるチャンスが多い点が特徴です。

大学1年生からのインターンは将来のキャリアを考えるうえで、貴重な一歩となるでしょう。

大学一年生からインターンに参加するメリット

大学1年生からインターンに参加するメリットを紹介します。

業界研究ができる

大学1年生からのインターン参加は、早期から業界研究ができる点がメリットです。実際に企業で働くことで、その業界の雰囲気・慣習・ビジネスモデルなどを肌で感じられます。現場ならではのリアルな状況や課題、仕事の面白さや難しさを体験できるでしょう。

漠然としたイメージしかなかった業界について、より具体的な理解が深まります。実際の現場で、具体的なプロセスを間近で見られる機会は貴重です。

この経験は、将来のキャリアパスを具体的に描く上で役立つだけではありません。自分に本当に合った業界を見極める際の、ミスマッチ防止にもつながります。早期に「これではない」と判断できれば進路変更も容易であり、時間も無駄にしません。

就活の練習になる

大学1年生からのインターンは、就職活動の早期練習の一環です。社会人とのコミュニケーションを通じて、報告・連絡・相談といったビジネスマナーや、効果的なプレゼンテーションスキルを実地で学べます。これは、選考で求められる面接やグループディスカッションでの対応力向上に役立ってくれるでしょう。

またインターンを通じて得た経験は、就活で必須となる自己PRや志望動機を具体的に語るための強力な材料です。実際に企業で働くなかで見つけた自分の強みや課題、仕事への興味などを具体的なエピソードとして話せます。これらの情報を盛り込むことで、説得力のあるアピールが可能です。

就活で話せるエピソードが増えるのは大きなメリットですね。

そうですね。早期に実務を経験することで、自信を持って臨めるでしょう。

ベンチャーマインドを感じることができる

大学1年生からのインターンは、ベンチャーマインドを肌で感じられる貴重な機会といえます。社員一人ひとりの裁量が大きく、サービスの企画から実行まで幅広い業務に携わるチャンスが多い点が特徴です。

変化の速い環境で、自ら課題を見つけて解決する主体性や、新しいアイデアを形にする積極性が求められます。フラットな組織で働くことで、柔軟な発想力や粘り強さといった起業家精神を間近で学ぶことができるでしょう。

この経験は将来どのような道に進むにしても、現代社会で不可欠な「ゼロからイチを生み出す力」や「変化に対応する力」を養ううえで役立ちます。

バイトでは味わえない成長を感じることができる

大学1年生からインターンに参加する最大のメリットのひとつは、アルバイトでは味わえない実践的な成長がある点です。インターンでは企業の課題解決やプロジェクトの一員として、より能動的に関わる機会が多くあります。このような体験は、マニュアルに沿った業務をこなすことが主体のアルバイトでは経験できません。

インターンに参加することで、以下のような社会で求められるビジネススキルが飛躍的に向上します。

自ら考えて行動する主体性
チームで目標達成を目指す協調性
予期せぬ問題に対応する問題解決能力

直接的なフィードバックを受けることで、自分の強みや弱みを客観的に把握し、着実に成長につなげられるでしょう。

単に時間を切り売りするアルバイトでは得られない、将来のキャリアに直結する貴重な経験となります。

社会人としての基礎的なスキルを一足早く身に着けることができる

大学1年生からのインターン参加は、社会人としての基礎的なスキルを一足早く身につける絶好の機会です。実務を通して、学生生活ではなかなか経験できない以下のようなマナー・スキルの習得および向上が期待できます。

ビジネスマナー
報連相(報告・連絡・相談)の重要性
状況に応じた言葉遣い
メールの書き方
会議での発言の仕方
タイムマネジメント能力
問題解決能力

これらのスキルが役立つ場面は、学業だけではありません。将来どのような道に進むにしても、役立つ汎用性の高いものです。就職活動においても、大きなアドバンテージとなるでしょう。

普段関わらない年代の人と関わることができる

大学1年生からのインターンは、普段の大学生活では得られない多様な年代との交流ができる点がメリットです。

企業では新入社員からベテラン社員まで、様々なバックグラウンドや価値観を持つ人々と共に働かなければなりません。

インターンでは異なる世代の考え方や働き方に触れ、多角的な視点を養えます。例えば、上司や先輩社員から直接アドバイスをもらったり、仕事の進め方について議論したりする機会が得られるでしょう。これらは、学生とは異なる社会人の視点や仕事への向き合い方を学ぶチャンスです。

こうした交流は、自身の人間関係を豊かにするだけではありません。将来のキャリア形成において多様なロールモデルを見つけるきっかけにもなり、コミュニケーション能力の向上にもつながります。

意識の高い学生と会うことができる

大学1年生からのインターン参加は、意識の高い学生と出会える貴重な機会です。長期インターンに参加する学生は、就職活動や将来のキャリアに対して意欲的な人が多く、大きな刺激になります。

共に目標に向かって業務に取り組むなかで、互いに情報交換をしたり、悩みや疑問を共有したりする機会が得られます。モチベーションを高め合う際に役立ってくれるでしょう。

また仕事への向き合い方や学習意欲に触れることで、自身の視野が広がり、新たな学びや気づきを得られます。

このようなネットワークは、インターン期間中だけにとどまりません。その後の大学生活や就職活動においても互いに助け合い、高め合える大切な財産となります。

大学一年生からインターンに参加するデメリット

大学1年生からインターンに参加する際のデメリットについて、確認していきましょう。

学業と両立するのが難しい

大学1年生からのインターン参加は、学業との両立が難しいというデメリットがあります。インターンは週に数日の勤務を求められることが多く、講義や課題、定期試験の準備に充てる時間が圧迫される可能性があるからです。

慣れない業務と学業の両立は想像以上に負担が大きく、ストレスを感じる原因にもなりかねません。単位を落としてしまうといったリスクも考えられます。

インターンに参加する際は、事前に自身の学業スケジュールをしっかり見直すことが重要です。無理のない範囲で参加できる企業を選び、体調管理を徹底しましょう。

雑用を任されることもある

大学1年生からのインターンでは、雑用を任されることもある点がデメリットとしてあげられます。経験が少ないうちは、サポート的な役割が多くなる傾向が高いからです。

期待していたような実践的な業務にすぐに携われないことで、モチベーションが低下するかもしれません。しかし、これらの雑用も社会人としての基本を学ぶうえで重要な仕事です。与えられた業務に真摯に取り組み、積極的に学ぶ姿勢を見せることで、徐々に重要な仕事を任されるようになる可能性もあります。

最初は雑用でも、前向きに取り組むことが大切なんですね。

その通りです。インターン先の選定時には、業務内容について具体的に確認することが重要です。

大学一年生からインターンを始める際の注意点

大学1年生からインターンを始める際の注意点を紹介します。

学業を第一優先にする

大学1年生からのインターンは、学業を優先することが重要です。インターンに夢中になりすぎて、授業への出席がおろそかになったり、課題提出が滞ったりするケースは少なくありません。しかし、そのような状態が続くと単位取得に影響が出てしまいます。

学業成績は、その後の大学生活だけでなく、就職活動においても重要な評価基準となります。そのため、決して軽視できません。

インターンを始める前に、自身の履修状況や学習計画をしっかり確認してください。学業に支障が出ない範囲で参加できるインターン先を選びましょう。また、インターン期間中も無理のないスケジュール管理を徹底し、学業とインターンのバランスを意識することが大切です。

自分のビジョンを明確にしてから参加する

大学1年生からのインターンは、自分のビジョンを明確にしてから参加しましょう。具体的な目標を持つことで、得られる経験の質が格段に変わるからです。

明確な目的意識を持つことで、インターン先の選び方も絞りやすくなります。またインターン期間中も、目標達成に向けて主体的に行動できるでしょう。単なる作業に終わらず、より深い学びを得られる機会となります。

自分のビジョンを明確にすることは限られた時間を最大限に活用し、有意義なインターン経験にするための第一歩といえるでしょう。

バイトと兼業すると忙しくなる

大学1年生からのインターンは、特にアルバイトと兼業すると非常に忙しくなる可能性があります。インターンは責任が伴う業務が多く、アルバイトのようにシフトを気軽に調整できないケースも珍しくありません。

学業に加えてインターンとアルバイトの両立は、時間的・体力的に大きな負担です。心身の疲労につながる可能性もゼロではありません。

インターンを始める際は、自身の生活リズムや体力、そして学業への影響を考慮してください。無理のない範囲で兼業できるか、慎重に検討することが大切です。最優先すべきは学業であることを忘れずに、バランスを意識しましょう。

インターンをする前の準備

インターンに参加する前の準備を紹介します。

自己分析をする

インターンに参加する前の準備として、自己分析は非常に重要です。闇雲にインターンを探すのではなく、以下の点を明確にしましょう。

自分が何を学びたいのか
どんな業界や仕事に興味があるのか
自分の強みや弱みは何か

自己分析を通じて自身の興味や適性を深く理解することで、数あるインターンの中から本当に自分に合ったものを選びやすくなります。

また、インターン中にどのような目標を持って臨むべきかが見えてくるでしょう。ただ業務をこなすだけでなく、より主体的に学びが得られます。

自己分析は、インターンを有意義な経験にするだけではありません。その後の大学生活や就職活動においても、自身のキャリアを考えるうえでの大切な羅針盤として役立ちます。

業界研究をする

インターンに参加する前の準備として、業界研究も重要です。興味のある業界について事前に情報収集することで、以下のような点が把握できます。

その業界の全体像
主要な企業
ビジネスモデル
最新トレンド

漠然としたイメージだけでインターン先を選ぶのではなく、自分の興味や将来の目標に合致した企業を絞り込めるでしょう。

また業界特有の専門用語や慣習を事前に知っておけば、インターン開始後もスムーズに業務内容を理解できます。実務を通して、より深い学びを得られるでしょう。

事前の準備がとても大切なんですね。自己分析と業界研究をしっかり行います。

業界研究は、インターンを有意義なものにするだけはありません。その後のキャリア選択や就職活動においても、明確な方向性を持つための土台となります。

インターンの始め方

インターンの始め方を紹介するので、参考にしてください。

①まずはインターン紹介サイトに登録する

インターンを始める際、手軽で効果的なのがインターン紹介サイトへの登録です。

例えばマイナビやリクナビといった大手就職情報サイトには、多種多様なインターンの情報が集まっています。長期インターンに特化したサイトを利用したい場合は、Wantedly VisitやInfrAなどがおすすめです。

これらのサイトを複数活用することで、自分の希望に合うインターン先を効率的に見つけられます。それと同時に、情報収集の幅も広がるでしょう。

サイトによっては、企業からのスカウトを受け取ることも可能です。複数サイトを活用すれば、思わぬ企業との出会いにもつながるかもしれません。

②プロフィールを充実させる

インターンを始める際、プロフィールを充実させることは非常に重要です。インターン紹介サイトへ登録する際、学歴や所属学部・学科だけでは不十分です。これまでの経験やスキル、特に関心のある分野なども具体的に記載しましょう。

例えば、以下のような内容を記載すると効果的です。

アルバイト経験から得た学び
サークル活動で培ったリーダーシップ
学業で特に力を入れたこと

具体的に書くことで、企業側があなたの個性や潜在能力を理解しやすくなります。充実したプロフィールは熱意や適性を企業にアピールする際に、効果的なツールとなるでしょう。

③実際に興味のあるインターン先に応募してみる

インターンの準備が整ったら、興味のあるインターン先に応募してみる段階です。

応募はオンラインで行うことがほとんどで、履歴書や自己PR文の提出を求められる場合が多いでしょう。完璧を目指しすぎず、まずは一歩踏み出すことが重要です。

たとえすぐに合格できなくても、落ち込む必要はありません。応募プロセスを経験すること自体が、貴重な学びとなります。

選考を通じて自分の強みや課題が明確になり、次の応募に活かせます。積極的に行動して、チャンスを掴みましょう。

サイトに登録する以外の方法もある!

インターンを探す方法は、紹介サイトへの登録だけではありません。

具体的には、以下のような方法があげられます。

大学のキャリアセンター
企業の公式サイト
大学のOB・OGや先輩からの情報
友人からの紹介

大学のキャリアセンターは、学内限定の求人や、大学と連携している企業のインターン情報を持っている場合があります。

また企業の公式サイトには、採用情報やインターンの募集が独自に掲載されているケースも少なくありません。

大学のOB・OGや先輩、友人からの紹介も有力な情報源です。彼らの経験談を聞いて企業とのコネクションを活かすことで、非公開のインターンに参加できるチャンスも生まれるでしょう。

インターンを有意義にするコツ!

インターンを有意義にするコツを紹介します。

学業と両立できるかを事前に確認する

インターンを有意義なものにするためには、学業と両立できるかを事前に確認することが不可欠です。

応募する前にインターンの勤務日数や時間帯、リモートワークの可否などをしっかり確認してください。そのうえで自身の講義や課題、試験期間と無理なく両立できるかを慎重に検討しましょう。

無理なスケジュールは、学業成績の低下や体調不良につながりかねません。企業によっては学業との両立に理解を示してくれる場合もあるので、選考時に相談してみるとよいでしょう。

自分の強みと弱みを自覚する

インターンを有意義な経験にするためには、自分の強みと弱みを自覚することも大切です。自己分析で「どんな場面で力を発揮できるのか」「どんな点で苦手意識があるのか」を把握しておきましょう。

インターンで強みを活かして積極的に貢献しようとすることで、より責任のある仕事を任される可能性があります。その際には、成果を出す喜びが感じられるでしょう。

一方で弱みを自覚していれば、それを克服するための具体的なフィードバックを積極的に求められます。

自己理解を深めることで、インターンは自身の成長を促す貴重な学びの場となるでしょう。

先輩や社会人と積極的にコミュニケーションを取る

インターンをより有意義にするためには、先輩や社会人と積極的にコミュニケーションを取ることも忘れてはいけません。与えられた業務をこなすだけでなく、疑問に感じたことや知りたいことを積極的に質問してみましょう。

彼らの経験談や仕事への向き合い方を聞くことは、業界や企業への理解が深まるだけではありません。将来のキャリアを考えるうえでのヒントも得られるでしょう。

またフィードバックをもらうことで、ビジネススキルや社会人としての視点も磨かれます。

積極的にコミュニケーションを取ることで、より多くの学びが得られそうですね。

その通りです。一歩踏み込んだ交流を図ることで、インターンは貴重な学びの場となるはずです。

まとめ

大学1年生に向けたインターンの全容を解説しました。

インターンは、マッチング率の高い企業に就職するための貴重な機会です。しかし大学生は意外と忙しく、インターンを利用する際には時間の確保が困難なケースも少なくありません。

本記事で解説したメリット・注意点・始め方などを参考にして、有意義なインターンを経験してください。

大学1年生からのインターンは、将来のキャリアを考える上で非常に価値ある経験です。学業との両立を第一に考えながら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。就職活動、応援しています!
               
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この記事の監修者株式会社SOKKIN コーポレート統括本部 本部統括/安藤 雄啓
安藤 雄啓 株式会社SOKKIN コーポレート統括本部 本部統括

株式会社サイバーエージェントでは、Ameba事業本部ママ事業部ビジネス責任者に従事、広告事業本部においては自社アドテク事業の立ち上げメンバーとして活躍。また、様々なベンチャー企業を渡り歩き、営業・広告事業部の部長として事業規模の拡大に励む。2024年、株式会社SOKKINに入社。コーポレート統括本部の本部統括として、販管・採用業務に従事。

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