
新卒で入社すると、多くの人が通過儀礼のように経験するのが挨拶や自己紹介です。これから共に働く人たちに向けて挨拶をすることは、ビジネスマンとして必要最低限のマナーといえるでしょう。
しかしその一方で「どのような挨拶の仕方が正しいのかわからない」「初めての挨拶と日々の挨拶は使い分けるべきなのか」といった疑問・悩みを抱えている人も少なくありません。
本記事では、新卒入社の人たち向けの挨拶について解説します。ポイント・シーン別の挨拶例・NGな行動なども含めて網羅的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
新入社員の挨拶・自己紹介は何で重要?
新卒で新入社員として勤務することになった際、重要なのが挨拶や自己紹介です。
挨拶をする場面は、仕事をしていれば幾度となく訪れます。すべての場面において挨拶は重視される要素のひとつですが、そのなかでもなぜ新入社員の挨拶・自己紹介は特別視されているのでしょう。
その理由を紹介するので、理解を深めてください。
【自己紹介】今後の社会生活に大きく役立つ
新入社員にとって自己紹介は、単なる挨拶以上の意味を持ちます。個性や潜在能力を周囲に伝え、協力関係を築くための第一歩といえるからです。
自身のバックグラウンドや熱意を明確にすることで、同僚や上司はあなたの強みや関心事を理解してくれるでしょう。また、適切な役割や機会を与えてもらいやすくもなります。
自己紹介を通じて共通の話題や興味を見つけ出すことは、社内外のネットワーキングを促進するために重要なポイントです。将来的なキャリア形成においても、貴重な人脈を築く基盤となります。
困ったときに助けを求めやすくなったり、新たなプロジェクトへの参加機会が生まれたりと、社会生活を円滑に進める上で不可欠な要素となるでしょう。
【自己紹介】第一印象が与える印象が非常に大きい
新入社員にとって自己紹介は、第一印象を決定づける極めて重要な機会です。
人は、出会って数秒で相手の印象を形成すると言われています。決して長いとはいえない挨拶の時間で、相手はその人の個性やプロフェッショナリズムを判断しているのです。

例えば相手の目を見て、明るくハキハキとした話し方で自己紹介をしたとしましょう。相手は、その人に対して信頼できる人物という認識を持つ可能性が高くなります。
また、自己紹介の内容が簡潔で分かりやすいことも重要です。これにより「論理的思考ができる人」という印象を持ってもらえるでしょう。
この最初の印象は、その後の人間関係や業務における周囲からの期待値に大きく影響するといっても過言ではありません。今後の職場での立ち位置や評価を形成するうえで、不可欠な要素となります。
【挨拶】コミュニケーションが生まれる要因になる
新入社員にとって挨拶は、単なる形式的な行為だけではありません。コミュニケーションの扉を開く重要な鍵です。元気な挨拶は、相手に話しかけやすい雰囲気を作り出します。
例えば、出社時や退社時の挨拶を欠かさなかったとしましょう。先輩や上司はその人に関心を持ち、業務に関するアドバイスや世間話へとつながりやすくなります。また挨拶を交わすことで、共通の話題や興味を見つけるきっかけにもなるでしょう。部署内や他部署との連携を円滑にするうえで、不可欠な人間関係の構築を促進します。
挨拶をすることで孤立することなく、チームの一員としてスムーズに職場に溶け込めるでしょう。今後の業務においても、円滑な意思疎通の土台が築かれます。
【挨拶】相手に好印象を持たれやすい
新入社員にとって挨拶は、相手に好印象を与えるための強力なツールです。明るくてはっきりとした声での挨拶は、前向きな姿勢や活発な人柄を伝えます。周囲を明るくするといったよい影響を与えるでしょう。
例えば、出社時や退社時に笑顔で挨拶することで、相手は親近感を抱きやすくなります。また相手の目を見て挨拶することは、誠実さや信頼感を伝えるうえで不可欠です。
このような好印象はその後の業務上のやり取りや人間関係構築の基盤となり、円滑な職場生活を送る上で非常に有利に働きます。

実際に挨拶するときに意識するポイントを5点解説!
挨拶をするときに意識したほうがいいポイントを確認していきましょう。
①相手の目を見ること
相手の目を見て挨拶をすることは、新入社員が意識したほうがいいポイントといえるでしょう。その人の誠実さや自信を、ダイレクトに伝える効果的な方法だからです。これにより、真剣さ・信頼できる人といった印象を相手に与えられます。
例えば出社時や廊下ですれ違う際、「おはようございます」や「お疲れ様です」と挨拶をしたとしましょう。心の通ったコミュニケーションが生まれる可能性が高くなります。その際、相手の目を見て笑顔で挨拶することも忘れないでください。
目を合わせる行為は、相手への敬意を示すだけではありません。自身の存在感を高め、良好な人間関係を築くための第一歩となります。意識して実践することで周囲からの信頼を得て、スムーズに職場に溶け込めるでしょう。
②ポジティブな内容で伝える
ポジティブな内容で伝える点も、意識すべきポイントとしてあげられます。前向きな言葉を添えることで、その人の明るい意欲やチームへの貢献姿勢も伝えられるからです。

例えば出社時は「おはようございます」だけではなく、「今日の天気はいいですね」といった一言を加えてみましょう。会話のきっかけが生まれ、周囲の雰囲気を明るくする効果があります。
また業務で助けてもらった際にも、お礼の言葉とともに「とても助かりました」と具体的に感謝を伝えてみてください。相手も気持ちよくサポートしてくれるでしょう。
ポジティブな挨拶は職場全体の士気を高め、円滑な人間関係を築くうえで非常に有効です。意識的に実践することで、皆さんの社会人生活がより豊かになるでしょう。
③理解しやすい構成で話す
理解しやすい構成で話す点も、心がけるべきポイントといえます。何を伝えたいのかが明確でないと、相手に伝わりにくくなってしまうからです。
例えば、自己紹介であれば以下のような手順で伝えましょう。
- 名前
- 所属部署
- 簡単な抱負や一言
上記のような流れを意識すると、聞いている側も情報を整理しやすくなります。簡潔に、しかし必要な情報はしっかりと伝えることを意識しましょう。
また、話す速度も大切です。焦って早口になったり、逆に間延びしたりすると、相手は聞き取りにくく感じてしまいます。聞き取りやすい速さで、はっきりと発音することを心がけてください。
④文章の場合はより丁寧な言葉で伝える
挨拶を文章でする際は、より丁寧な言葉で伝えることです。対面とは異なり声のトーンや表情がわからないため、言葉遣いが相手に与える印象を大きく左右します。
例えばメールで初めて連絡を取る際は、クッション言葉を適切に使って相手への配慮を示しましょう。
状況に合わせて、適切な敬語や丁寧語を選ぶことが重要です。相手に好意的な印象を与え、円滑なコミュニケーションが構築できるでしょう。
⑤会話のきっかけになる話題を挟む
挨拶をする際、会話のきっかけになる話題を挟むことです。短い一言を付け加えるだけで、その後のコミュニケーションが格段にスムーズになります。
例えば簡単なあいさつの後に、状況や相手に合わせたポジティブな言葉を添えてみましょう。共通の話題や相手への感謝を伝える一言は、会話の糸口になり、相手も返事をしやすくなります。
挨拶は相手との距離を縮める有効な手段であり、単なる義務ではありません。些細な会話から、仕事の相談やプライベートな交流に発展することもあるでしょう。円滑な人間関係を築くうえで役立ちます。

挨拶の構成を意識しよう!便利な構成例を紹介!
挨拶では構成を意識すると、よりスタイリッシュでできる人という印象を与えられるので便利です。
構成例を紹介するので、参考にしてください。
①枕詞
挨拶における枕詞は、本題に入る前に相手への配慮や感謝を示す重要な言葉です。単刀直入な表現を避け、より丁寧で円滑なコミュニケーションを促します。
新卒が入社時に行う挨拶でおすすめの枕詞は、以下の通りです。
- 本日は誠にありがとうございます
- 皆様には大変お世話になります
- 未熟者ではございますが~
- 精一杯努めてまいります
これらは好印象を与える際に効果的な枕詞であり、さまざまなアレンジができます。状況にあわせて自分の言葉でアレンジを行い、最適な挨拶をしてください。
②自己紹介
新卒の挨拶における自己紹介は、個性と意欲を短時間で伝える大切な部分です。以下のような流れで進めるとよいでしょう。
順番 | 構成 | ポイント |
1 | 氏名 | 聞き取りやすい声ではっきりと名乗る |
2 | 出身地や出身大学 | 共通の話題になりそうな情報を簡潔に加える |
③感謝やお礼など
新卒の挨拶における感謝やお礼は、入社への喜びと周囲への敬意を示す部分です。入社の機会を与えてくれた会社と採用に関わった方々へ、心からの感謝を伝えましょう。
感謝の気持ちをストレートに伝えたあと、今後のサポートへのお礼と謙虚な姿勢も同時に表現します。
感謝の言葉はこれから組織の一員として働くことへの意欲と、良好な人間関係を築きたいという気持ちを伝えるものです。真心を込めて伝えることで周囲に良い印象を与え、温かく迎え入れてもらえるでしょう。
④今後の抱負や意気込み
今後の抱負や意気込みは、熱意と成長への意欲を伝える最も重要な部分です。会社や社会への貢献を目指す前向きな姿勢を明確にしましょう。
具体的な行動への決意を示したあと、自身の強みを絡めると効果的に伝えられます。
この部分は未来に対してどのように考え、どのように行動していくかを表明するものです。具体的なビジョンと強い意欲を示すことで、周囲からの期待と信頼を得られるでしょう。
⑤締めの言葉
新卒の挨拶における締めの言葉は挨拶全体を締めくくり、相手に良い余韻を残す大切な部分です。今後の協力をお願いする言葉や、改めて感謝を伝える言葉で締めくくりましょう。
謙虚さと前向きな姿勢を改めて示すとともに、未来志向の言葉を加えてください。意欲と期待も同時に伝えられます。
締めの言葉は挨拶を記憶に残し、良好な人間関係を築くための最後の印象付けです。感謝と今後の意欲を簡潔にまとめ、力強く締めくくりましょう。

【シーン別】便利に使える挨拶の例文を紹介!
シーン別で便利に使える挨拶の例文を紹介します。
scene1. 入社式の場合
scene2. 懇親会や歓迎会の場合
scene3. 配属先の場合

これは避けて!自己紹介・挨拶の際にNGな行動
自己紹介・挨拶の際に避けたほうがいい行動があります。そのようなNG行動を紹介するので、参考にしてください。
①ネガティブな内容が多い
新卒入社の自己紹介や挨拶で避けるべきことは、ネガティブな部分が多い内容です。
例えば、自己紹介・挨拶で「人見知り」や「得意なことが少ない」といった内容を盛り込んだとしましょう。謙虚さを示すために、このような表現をする人は少なくありません。しかし、このような内容は、かえって暗い印象を与えてしまいます。
たとえ苦手なことがあっても、それを「これから努力します」という前向きな言葉に変換しましょう。明るくてポジティブな姿勢で臨むことが、社会人生活のよいスタートを切るための鍵となります。
②ボソボソと小さい声で話してしまう
ぼそぼそと小さい声で話してしまうことも、避けたほうがいいでしょう。自信なさげに聞こえてしまうからです。また声が周囲に届かず、何を言っているのか聞き取ってもらえません。
準備した自己紹介も声が小さければ相手にその内容が伝わらず、個性や意欲も霞んでしまいます。結果として、「元気がない」「やる気がない」といったネガティブな印象を与えかねません。
入社時は、意気込みや意欲を伝える大切な場面です。胸を張って、会場の隅々まで届くような大きな声で話すことを意識しましょう。明るくハキハキとした声は熱意と自信を示す一番の証しとなり、周囲に好印象を与えます。
③話が長い
話が長い点も、避けたほうがいい行動としてあげられるでしょう。限られた時間内で、簡潔に伝えることが目的だからです。
話が長くなると、聞いている側は集中力を失ってしまいます。またほかの人の時間も奪うことになり、配慮に欠ける印象を与えかねません。
自己紹介は、個性や意欲を印象的に伝えるチャンスです。話す内容を事前に整理し、特に伝えたいポイントに絞りましょう。
簡潔にはっきりと話すことで、意欲と周囲への気配りが伝わるでしょう。
④敬語が抜けている
敬語が抜けていることは、代表的なNG行動といっても過言ではありません。ビジネスの場では上司・先輩・お客様に対して敬意を示すために、適切な敬語を使うことが求められるからです。
例えばタメ口で話したり、尊敬語や謙譲語を間違って使ったりすることは避けなければなりません。非常に悪い印象を与えてしまいます。
入社したばかりの頃は敬語に慣れていないため、ある程度仕方がないと思ってもらえるかもしれません。しかし、学ぼうとしない姿勢はNGです。
積極的に正しい敬語を身につけ、実践しようと努力しましょう。意識的に使うことで円滑な人間関係を築き、プロフェッショナルとしての第一歩を踏み出せます。
⑤身だしなみ・態度がだらしない
身だしなみ・態度がだらしないことも、避けるべきことのひとつです。どんなに素晴らしい内容の挨拶を準備していても、見た目や態度が不適切では熱意や誠実さは伝わりません。
例えば、以下のような身だしなみ・態度は相手への敬意を欠く行為です。
- 寝ぐせがついたまま
- シャツがしわだらけ
- 汚れた靴
- 挨拶中にポケットに手を入れる
- 腕組み
- あくび
上記のようなポイントに注意をするだけで、周囲からの信頼を得るとともに、プロフェッショナルとしての意識が示せます。
入社時は、社会人としての一歩を踏み出す大切な瞬間です。清潔感のある身だしなみを心がけ、背筋を伸ばして堂々とした態度で臨みましょう。
⑥話の構成がバラバラ
新卒入社の自己紹介や挨拶で避けるべき点は、話の構成がバラバラなことです。話があちこちに飛んでしまうと聞いている側は混乱し、伝えたいことやメッセージが伝わりません。
例えば、名前を言った後に急に趣味の話になり、その後に抱負を語ったとしましょう。論理的な順序がないこのような話し方は、ただの情報羅列に聞こえてしまいます。これでは、「準備不足」「論理的思考が苦手」といった印象を与えかねません。
自己紹介や挨拶の構成については、以下の手順で進めたほうがよいと解説しました。
- 枕詞
- 自己紹介(名前、出身など)
- 感謝やお礼
- 今後の抱負
- 締めの言葉
あらかじめ話す順番を決めて、それに沿って簡潔に伝えましょう。上記のような手順で進めれば、相手に理解してもらいやすくなります。構成を意識することで伝えたいことが明確になり、スムーズなコミュニケーションにつながるでしょう。

格段に面白くなる!自己紹介のフレーズを5つ紹介!
格段に面白くなる自己紹介のフレーズを紹介します。個性的かつ強い印象を与えられる挨拶・自己紹介をしたい場合は、参考にしてください。
「○○出身なんです」
「青森県出身なんです。りんごよりもむしろ、ホタテの方が好きだったりします」「沖縄出身なんです。意外かもしれませんが、実は泳ぎが得意ではありません」
自己紹介を格段に面白くするフレーズとして、出身校を絡める方法は非常に効果的です。単に学校名を述べるのではなく、そこでのユニークなエピソードや学んだことを短く付け加えてみましょう。ほかの人とは違った個性や人間性を垣間見せられます。
例えば、以下のような内容を盛り込むとよいでしょう。
- 特定の学部で培った専門知識
- サークル活動で得た経験
- 学生時代に熱中したこと
ポイントは、ユーモアを交えて話すことです。これにより相手はその人の背景に興味を持ち、それが会話のきっかけにもなります。
具体性を持たせることで単なる学歴以上の魅力が伝わり、聞き手の記憶に残る自己紹介になるでしょう。
「○○が得意です」
「人の名前を覚えるのが得意です。一度お会いしたら、きっと次回はお名前でお呼びできると思います」「早起きが得意です。朝5時に起きて読書をするのが日課になっています」
自己紹介を格段に面白くするフレーズとして、得意なことや特技を絡める方法も非常に効果的です。単に「~が得意です」と述べるだけでは、十分とはいえません。それがどのような場面で役立つか、どのような経緯で身についたかを短く加えることで、個性や魅力がより伝わります。
例えば、以下のような内容を含めてみてください。
- 資料作成の速さ
- 人前で話すこと
- 新しい知識をすぐに吸収できる点
具体的なスキルや強みをあげてみましょう。さらにそれが仕事にどう活かせるか、あるいは周囲を笑顔にするような特技であれば、好印象を与えられます。
「~が得意です」で終わらせてしまうと話の広がりがなくなり、印象が薄くなりかねません。具体性を持たせることで単なるスキルリスト以上の人間性やポテンシャルが伝わり、聞き手の記憶に残る自己紹介になるでしょう。
「私の人生を変えたのは○○です」
「私の人生を変えたのは海外留学です。異文化に触れて、視野が大きく広がりました」「私の人生を変えたのは祖父の一言です。『継続は力なり』という言葉を胸に頑張っています」
自己紹介を格段に面白くするフレーズとして、人生を変えた経験を絡める方法は、聞き手の心に深く響きます。単なる事実の羅列だけでは、魅力・特徴が十分伝わるとはいえません。価値観や人間性を形成したターニングポイントを短く語ることで、強い印象を残せます。
例えば、以下のような経験・内容を盛り込んでみてはいかがでしょうか。
- 目標を見つけるきっかけになった出会い
- 大きく成長できた予期せぬ困難
上記のような具体的な出来事をあげてみてください。その経験が、どのように現在につながっているのか、これから会社でどう活かしたいのかを簡潔に伝えることで説得力が増します。
実体験を盛り込んで具体性を持たせることで聞き手は、その人の内面に触れてより深い共感や興味を抱くでしょう。
「実は○○なんです」
「実は元陸上部なんです。走ることが好きで、今でも毎朝ジョギングを続けています」「実は昔から虫が大の苦手なんです。ゴキブリが出たら、きっと一番大きな声で叫んでしまいます」
自己紹介を格段に面白くするフレーズとして「実は〇〇なんです」という表現は、効果的といえるでしょう。聞き手の好奇心を刺激し、強い印象を残すからです。このフレーズを使うことで意外な一面や、普段は見せないような隠れた特技・秘密などを披露できます。
見た目からは想像できないような趣味を持っていたり、特定の分野に非常に詳しかったりする事実を明かすとよいでしょう。聞き手はあなたの「人となり」に興味を持ち、「もっと知りたい」という気持ちがかき立てられます。
「実は、休日には~」や「実は、学生時代に~」といった流れで、短く具体的な内容を付け加えましょう。単なる自己紹介以上の人間味あふれる魅力が伝わり、会話のきっかけも生まれます。
「自分を○○に例えるなら〜です」
「自分を動物に例えるなら犬です。人懐っこくて、一度信頼した人には最後まで忠実です」「自分を季節に例えるなら春です。新しいことにチャレンジするのが好きで、いつも前向きです」
自己紹介を格段に面白くするフレーズとして、「自分を〇〇に例えるなら~です」という表現も効果的といえるでしょう。個性や強みを印象的に伝えられるからです。具体的なモノ・動物・抽象的な概念に例えることで、聞き手はより鮮明にイメージできます。
個性を最もよく表すものを考えてみましょう。その例えを選んだ理由や、それが仕事にどう活かせるかを短く加えることがポイントです。単なる比喩に留まらず、魅力やポテンシャルが具体的に伝わります。
このフレーズを使うことで自己紹介の内容が記憶に残りやすくなり、会話のきっかけも生まれやすくなるでしょう。

コラム:「無礼講」と言われても敬語は抜かないで!
安易にタメ口を使ってしまうと、「常識がない」「馴れ馴れしい」といったマイナスの印象を与える可能性があります。
「無礼講」は、あくまで相手が設けてくれた「特別な場」での配慮です。まずは丁寧な言葉遣いを心がけ、周囲の様子を見ながら徐々に距離感を掴んでいきましょう。
まとめ
新卒向けに、挨拶・自己紹介について解説しました。
入社時の挨拶・自己紹介は、これからその職場で働く際のポジション・働きやすさを決定づける要素といっても過言ではありません。気持ちよく継続して勤務したい場合は、準備をしたうえで挨拶・自己紹介をしたほうがよいでしょう。
本記事で紹介したポイント・構成例・NG行動などを参考にして、個性的で好印象を与えられる挨拶・自己紹介を作成してください。
