SPI対策を始める人必見!おすすめのSPI問題集からSPI対策の進め方まで徹底解説!

SPI

今回は就職活動で必須となるSPI対策について詳しく解説します。問題集の選び方から対策方法まで、これから対策を始める方に向けて分かりやすくお伝えします。

就職活動のためのSPI対策を始めようと思っても、問題集の種類が多すぎて選べないですよね。

本格的な勉強を始める前に、問題集選びでつまずいてしまう方も多いのではないでしょうか?

「そもそもSPIって何?」「どんな問題が出るの?」「どんな対策をすればいいの?」といった疑問も出てくるでしょう。

この記事では、これからSPI対策を始める人向けに、おすすめの問題集の選び方や対策の進め方を解説します。

SPIの受験方法や例題などの基礎知識や、対策を進める上での注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

そもそもSPIとは何か

SPIとはリクルートが開発した適性検査のことで、「Synthetic Personality Inventory」の頭文字を取った名称です。

SPIは働くうえで必要となる基礎的な能力を測定する「能力検査」と、人となりを知るための「性格検査」の二つで構成されます。約1時間前後のテストを実施することで、応募者の知的能力や性格の特徴や考え方、行動の特性を総合的に判断することができます。

SPIの提供がスタートしたのは1974年のことで、50年以上にわたって多くの企業に利用されています。年間で約1万4千社がSPIを導入し、延べ210万人を超える人数が受験しているため、本格的な就職活動を行うためには避けて通ることはできないと言えるでしょう。
年間210万人以上が受験しているんですね。確かに避けて通れないテストだということがよく分かりました。
そうなんです。多くの企業が導入しているからこそ、しっかりとした対策が必要になります。まずはSPIの内容について詳しく見ていきましょう。

SPIの検査内容ってどんなものがある?

SPIの検査内容について具体的に見ていきましょう。

SPIには大きく分けて「性格検査」と「能力検査」の2種類の検査があります。

以下でそれぞれの内容や特徴を解説します。

性格検査

応募者の性格の特徴や考え方の傾向、仕事にどのように取り組むのかといった姿勢が分かる心理テストのような検査です。具体的には、「対人関係」「仕事に対する姿勢」「行動の傾向」などがチェックされ、客観的に評価されます。

日常の行動や考え方に関する質問に、4段階で自分の考えに当てはまる度合いを選択していく形式です。心理テストのように自分の直感にしたがって答えていき、制限時間内にできるだけ多くの質問に解答します。

ただし、正解や不正解がありませんので、事前の学習や対策は不要です。回答の矛盾をチェックする仕組みもあるため、企業から評価されそうな回答を無理に選ぶのではなく、自分に正直に回答することが大切です。

能力検査

企業で活躍するために求められる基本的な能力を客観的に調べるためのテストです。大きく分けて「基礎能力検査」「英語能力検査」「構造的把握力検査」の3つの種類があります。

中学校から高校レベルの問題が出題され、日本語の運用や理解力、数学的な計算能力や論理的な能力を調べることができます。

英語能力検査と構造的把握力検査は企業によって実施される場合とされない場合があります。英語能力検査では20分の制限時間でビジネス英語でのコミュニケーション能力を測定し、構造的把握力検査では物事の共通点を見抜いてグループ分けしていく能力が測定されます。
中学から高校レベルということは、基礎的な内容が中心なんですね。それなら対策次第で十分対応できそうです。
その通りです。基礎的な内容ですが、制限時間が短いため、スピードを意識した対策が重要になります。次に受験形式について詳しく見ていきましょう。

SPIはどうやって受ける?4つの受験形式を解説!

次にSPIの受験形式について見ていきましょう。

SPIには以下で解説する4種類の形式があります。

形式 受験方法 特徴
テストセンター 企業が指定する会場でパソコンを使って受験 専用のパソコンで回答する
Webテスティング 自宅や大学などからインターネットで受験 受験日時や場所を自由に選べる
ペーパーテスティング 企業が指定する会場で受験する筆記試験 マークシート形式で受験
インハウスCBT 企業のオフィスで受験 SPI受験と同日に面接も実施されることが多い
応募する企業によってどの形式で実施されるか変わりますので、どの形式にも対応できるよう準備しておきましょう。

①テストセンターでの受験

テストセンターは、リクルートが運営する専用の試験会場で受験する形式です。

東京や大阪など全国の主要都市に常設の会場があり、新卒採用の時期になると臨時の会場も設置されます。

受験日時に会場に行き、会場に設置されたパソコンを使って、画面に表示される問題に回答していく流れで受験します。

受験者の回答状況によって問題の難易度が調整される仕組みが採用されており、正答率が高いと問題の難易度が高くなっていくという特徴があります。
また、受験したSPIの結果を複数の企業で使い回せるという特徴もあります。

②Webテスティングでの受験

自分のパソコンを使って自宅で受験したり、学校のパソコンから受験する形式です。

指定された期間の中で自分が好きな時間・場所を選ぶことができ、試験監督の監視もないため、リラックスした環境で受験できるのが特徴です。

また、計算問題の回答に電卓の使用が可能という特徴もあります。電卓使用を前提とした問題の対策を行い、受験時は使い慣れた電卓を準備しておくことが大切です。

③ペーパーテスティングでの受験

応募先の企業が用意した会場で、鉛筆などの筆記用具を使って紙の問題用紙と解答用紙で受験する形式です。

パソコンを使った形式とは異なり、問題用紙と回答用紙が配られるため、全体の問題を最初に把握できるという特徴があります。得意な問題に時間をかけて、苦手な分野を飛ばすなどの時間配分がしやすい形式です。

ただし、筆記用具の準備やマークシートの塗りつぶしミスに気をつけるなど、他の形式にはない独自の注意点があります。

④インハウスCBTでの受験

応募先の企業が会場となり、企業内のパソコンで受験する形式です。

出題方法や問題の内容はテストセンター形式と同じなので、パソコンを使った回答に慣れておく必要があります。

応募先の企業が会場となるため、面接と同じ日に実施されることが多く、SPIの受験と面接の両方が1日で完了するのが特徴です。
4つも形式があるんですね。特にWebテスティングは電卓が使えるという違いがあることを覚えておきます。
そうですね。形式によって対策方法も変わってくるので、応募企業がどの形式を採用しているかを事前に確認することが大切です。

コラム:何で企業はSPIを導入している?

企業がSPIを導入する理由は、面接や履歴書だけでは判断できない応募者の性格的な特徴や能力を客観的に測定するためです。

SPI以外の選考過程にはエントリーシートや履歴書などの応募書類の提出や面接などがあります、しかし書類や短時間の面接だけでは、その人の学力や知識、考え方などを正確に知ることはできません。

そこで、SPIを活用することで、企業は応募者の「適性や性格特性の把握」「企業との相性の測定」を行っています。社会人として働くために必要な基礎的な能力を持っているかの確認を行い、同時に企業文化にマッチする人材を見極め、ミスマッチを防いでいます。

適性検査の結果は採用選考だけでなく、入社後の配属先決定や育成計画の策定にも活用されています。その人の性格や行動の特徴、能力に応じて適材適所に配属先を決める際に参考情報として活用されています。

大学受験のように試験の点数で採用が決まるというものではありませんが、結果が良ければプラスに働くため、しっかり勉強して高得点を目指しましょう。

また、性格検査ではSPIの結果が配属先に影響する可能性があるということも理解しておくことが大切です。無理に自分を良く見せようとするのではなく、正直な回答をすることを心がけましょう。

SPI対策をする上での注意点

SPI対策を効果的に進めるためには、いくつか重要な注意点があります。

以下の5つのポイントをおさえて、限られた時間でしっかりと実力をつけていきましょう。

ここからは効果的なSPI対策を進めるために重要なポイントを5つご紹介します。これらのポイントを意識することで、限られた時間で効率よく実力をつけることができますよ。

出題形式を徹底して把握しよう

まずは応募先の企業がどの出題形式を採用しているかを調べましょう。出題形式ごとの特徴を把握して、それに応じた対策を行うことが大切です。

たとえば、パソコンで回答するテストセンターインハウスCBTは、受験者の回答状況に応じて問題の数や難易度が変化する「適応型テスト」となっています。1問ごとに制限時間があり、前の問題に戻ることはできません

Webテスティングでは電卓が使用可能で、電卓を使うことが前提の問題が出ますが、その他の形式では電卓が使えないという違いもあります。

形式によって回答方法や時間配分のやり方が大きく変わるため、それぞれ別に対策を考える必要があります。

問題集は1冊を何周も解こう

たくさんのSPI問題集が販売されていますが、複数の対策本に手を出すと効率が悪くなる場合があります。

SPIでは同じような形式のテンプレート問題が多用されるため、一冊を何周もして問題に慣れることが必要です。同じ問題を繰り返し解いて完璧に理解することで、問題形式に慣れて本番でも実力を発揮しやすくなります。

試験形式と自分のレベルに合った問題集を1冊選んで、同じ問題集を何周も繰り返すのがおすすめです。

苦手な問題は反復しよう

SPIではテンプレート問題が多く出題されるため、苦手問題の克服は大変重要です。

同じパターンの問題が出題されやすいということは、苦手な分野でも反復することで克服しやすいということでもあります。

問題集を解く際は、間違った問題や時間がかかった問題にマークをつけておき、しばらく日数を空けてから後日再度挑戦するようにしましょう。

最初は苦手意識があっても出題パターンに慣れることで解き方が分かるようになってきます。苦手分野を放置せず、集中的に対策することで全体の得点向上につながります。

暗記系は隙間時間を活用しよう

SPIでは語彙問題慣用句四字熟語などの暗記系の問題も出ます。

暗記系は時間も多くかかるため質より量の対策が必須です。移動時間や待ち時間などの隙間時間を有効活用して学習しましょう。

語彙力をつけるには普段から本や新聞などを読むのもおすすめです。一般常識や時事問題の知識も身に付きますので、同時に面接対策にもなります。

回答時間を意識して答えてみよう

SPIは回答速度によって問題のレベルが変化し、制限時間も短いため、スピードが求められる出題形式となっています。

単に問題に正解するだけではなく、素早く解くことが求められます。時間をかけすぎると、制限時間内に解答できる問題数が少なくなり、全体の点数が低くなってしまいます。

具体的には、1問あたり30秒〜1分程度で解答する必要があります。高得点を取るためには、時間を意識した練習をしておくことが重要です。

ペーパーテストの場合は鉛筆も要チェック

ペーパーテスト形式で受験する場合は、筆記用具の準備も重要なポイントです。鉛筆の種類によっても書きやすさが変わるため、事前に自分に合ったものを用意しておきましょう。

ペーパーテストはマークシート形式になっています。マークの塗りつぶしに手間取らないよう事前に練習し、塗り間違いが起こらないよう落ち着いて受験することが大切です。

また、試験当日に筆記用具を忘れてしまわないよう、必ず前日までに持ち物の確認を徹底しておくようにしてください。
たくさんのポイントがありますね。特に1冊を何周も解くという点と、時間を意識した練習が重要だということがよく分かりました。
そうですね。効率的な対策を進めるためには、これらのポイントを意識することが大切です。次に実際の問題例を見て、どんな問題が出るのか確認してみましょう。

実際どんな問題が出る?SPIの問題に軽く触れてみよう

ここからは、SPIで実際にどんな問題が出るのか、例題を見ていきましょう。

以下で言語分野非言語分野英語分野で出題される問題の概要を例として紹介しますので参考にしてください。

まずはどのような問題が出題されるのか把握したうえで、詳しい出題内容は対策本などで詳細に学習することをおすすめします。

言語分野

問題1:語句の意味
次の文章中の下線部「憂慮」と最も意味が近い語句を選びなさい。
「環境問題の深刻化について、多くの専門家が憂慮している。」
A) 心配 B) 期待 C) 関心 D) 軽視
解答:A) 心配

問題2:文章理解
次の文章を読んで、筆者の主張として最も適切なものを選びなさい。
「読書は単なる娯楽ではない。本を読むことで語彙力が向上し、論理的思考力も鍛えられる。また、様々な価値観に触れることで視野も広がる。現代社会では情報収集の手段が多様化しているが、読書の重要性は変わらない。」

A) 読書は娯楽として楽しむべきである
B) 読書には多面的な教育効果がある
C) 現代では読書の必要性が薄れている
D) 情報収集は読書以外の方法が良い

解答:B) 読書には多面的な教育効果がある

非言語分野

問題1:確率
赤玉3個、白玉2個が入った袋から、玉を2個同時に取り出す。このとき、2個とも赤玉である確率を求めなさい。
解答:3/10
問題2:推論
A、B、C、D、Eの5人が一列に並んでいる。次の条件を満たすとき、左から3番目にいるのは誰か。
・Aは左から2番目にいる
・BはCより右にいる
・DはEの隣にいる
・CはAより右にいる
解答:E

英語分野

問題1:語彙
・次の文の空欄に入る最も適切な語を選びなさい。
“The new policy will have a significant _____ on our company’s future growth.”
A) affect B) effect C) effort D) efficient
解答:B) effect
問題2:文法
次の文を正しい英文に直しなさい。
“She is more taller than her sister.”
解答:”She is taller than her sister.”
実際の問題例を見ると、確かに中学から高校レベルの内容ですね。基礎をしっかり固めれば対応できそうです。
そうですね。基礎的な内容ですが、制限時間内に正確に解答する必要があります。次に効果的な対策のための問題集選びについて詳しく解説しますね。

SPI対策本の選び方!どんなポイントがある?

ここからは、SPI対策本の選び方について解説します。

書店やネットではたくさんの種類の対策本が販売されていますが、以下の3つのポイントをおさえておくと自分に合った対策本が見つかりやすくなるでしょう。

受験形式によって選ぶこと

SPI対策本を選ぶときは、まず自分が受験する形式に対応しているかどうかを確認することが大切です。テストセンターやペーパーテスティングなどの形式によって出題形式や内容が若干変化する場合があるからです。

また、自宅で受験するWebテスティングのみ電卓が使用可能で、会場で受験する場合は電卓が使えないため、問題の内容も解答のコツも変わってきます。

まずは応募する企業がどの形式でSPIを実施しているのか調べたうえで、自分が受験する形式に対応した対策本を選びましょう。

最新のものを選ぶこと

SPIの出題内容や傾向は毎年必ずと言っていいほど変化するため、対策本も必ず最新版かどうかを確認することが重要です。

対策本のタイトルに「27卒・28卒」「2027年度版」などの年度が入っているものや、「最新版」といったワードが入っているものを探しましょう。インターネットで購入する場合は現物を見ることができないため、発売日などの情報をチェックするようにしてください。

古い問題集では、現在の出題傾向と異なる問題が掲載されている可能性もあるため注意が必要です。

自分に合った本を選ぶこと

SPI対策本には、解説重視のものから問題集中心のものなど、様々なタイプがあります。難易度についても、基本問題を中心に掲載しているものから高得点を目指す上級者向けのものまで様々です。自分のレベルに合わせて最適な本を選ぶことが大切です。

たとえば、SPIについて知識や勉強の経験がなく、どんな問題が出るのか全くわからない人は初心者向けの解説タイプがよいでしょう。例題ごとに詳しい解法や、問題をスムーズに解くコツなどが丁寧に説明されており、基礎から学ぶことができます。

一方で、すでにSPIの勉強をしたことがあり、ある程度基礎が身についている人は、過去の頻出問題を分析した問題集タイプを選ぶのがおすすめです。

自分のレベルに合わない参考書を選んでしまうと、問題が極端に難しすぎたり簡単すぎたりして、効率の良い学習ができなくなります。モチベーションの維持が難しくなることもありますので、自分に合ったタイプと難易度の対策本を選びましょう。
対策本選びにも色々なポイントがあるんですね。特に受験形式に対応しているかと、最新版かどうかの確認が重要だということが分かりました。
その通りです。適切な対策本を選ぶことで、効率的に実力をつけることができます。それでは、具体的におすすめの対策本を3冊ご紹介しますね。

おすすめのSPI対策本を3つ紹介!

たくさんの種類があるSPI対策本の中から、特に多くのサイトでおすすめされている人気の3冊を紹介します。

以下で特徴や対象のテスト形式などをまとめていますので対策本選びの参考にしてください。

①これが本当のSPI3だ!

表紙の色から通称「赤本」と呼ばれている定番のSPI対策本です。

テストセンターペーパーテスティングWebテスティングの主要3方式すべてに対応しているため、この1冊でSPIの基礎をひととおり学ぶことができます。

使いやすさと解説のわかりやすさが特徴で、問題から解説、解答までが見開きで読めるように構成されており、数学や国語に長らく触れていなかった人でも理解できるよう、基礎から丁寧に解説されています。

丸善ジュンク堂書店全店「就職試験」ジャンルとオール紀伊國屋「一般就職試験」部門で売上ナンバーワンを記録した人気の対策本です。実績のある定番の対策本を選びたい人におすすめです。

②SPI3&テストセンター出るとこだけ! 完全対策 2027年度版

こちらは通称「青本」と呼ばれる人気の対策本で、テストセンター方式に特化した内容となり、頻出問題に絞った効率的な学習ができます。

テストセンター形式で特徴的な「長文の読み取り【計算】」の再現問題も掲載されています。問題の再現度が高く、「実際の問題に近い」と評判がよいため、繰り返し活用することでテスト本番に向けてしっかりとした対策ができるでしょう。

電車の中などの移動中でも勉強しやすい見開き完結方式を採用していますので、隙間時間でSPI対策をしたい人にもおすすめです。カバンに入れておけばちょっとした空き時間に効率よく対策を進められるでしょう。

③2027年度版 SPI3の教科書 これさえあれば。

名称からも分かるとおり、幅広い形式に対応した総合的な対策本です。

テストセンターWebテスティングなど4種類の実施形式すべてに対応し、実施形式ごとの受験フローや出題画面のイメージが丁寧に解説されていますので、本番のイメージを把握しやすくなります。

基礎能力検査や性格検査だけでなく、オプションの英語検査構造的把握力検査にも対応していますので、この1冊で様々な企業のSPI対策をカバーすることができます。

イラストや図表を多用して見やすさを追求した分かりやすい解説も特徴で、SPIの全体的な対策を1冊で完結させたい人におすすめです。
3冊ともそれぞれ特徴があるんですね。赤本は総合的、青本はテストセンター特化、教科書は全形式対応ということが分かりました。
そうですね。自分の受験する形式や現在の実力レベルに合わせて選ぶことが大切です。どの本を選んでも、1冊を何周も繰り返すことを忘れないでくださいね。

コラム:SPI以外のテスト形式「玉手箱」って?

就活の適性検査において、SPIと並んでよく実施されるのが「玉手箱」です。日本エス・エイチ・エル(SHL社)が開発したテストで、自宅のパソコンを使ってインターネットで受験する形式です。

SPIにもWebテスティング形式がありますが、玉手箱も同様の「自宅受検型Webテスト」としてシェアが高いため、大手でもよく実施されています。

玉手箱の出題範囲をまとめると以下のようになっています。

科目名 内容
言語 論理的読解
趣旨判定
計数 図表の読み取り
四則逆算
表の空欄推測
英語 長文読解
論理的読解力
性格検査 性格傾向
意欲

このように、SPIと出題範囲はよく似ているものの、SPIにはない問題も出題されます。また、SPIと比べて制限時間が短く、1問あたりにかけられる時間が短いという違いもあります。

玉手箱を実施する企業としては、伊藤忠商事、住友不動産、味の素、KDDI、サントリー、三井住友銀行、オリックスなど大手の有名企業も多数含まれています。まずは応募する企業がどの適性検査を実施しているのか確認し、必要に応じてSPI対策と併せて玉手箱の対策も行うようにしましょう。

まとめ

この記事では、SPIの実施方法や試験内容、対策本の選び方などを詳しく解説しました。

SPIは企業で働くうえで必要な基礎能力と人物像を総合的に評価する検査です。

多くの企業が導入しているますので、まずは志望する企業のテスト形式を把握したうえで早めに対策を始めましょう。

SPI対策のポイントとして、自分に合った問題集を1冊選んで繰り返し解き、苦手分野の反復練習をすることが重要です。

この記事で紹介した選び方も参考にしていただき、自分に合った問題集を見つけてください。

計画的に準備を行い、テスト本番で自信を持って実力を発揮できるようにしましょう。

SPIは多くの企業で実施される重要な検査です。この記事でお伝えしたポイントを参考に、計画的に対策を進めてくださいね。就職活動、応援しています!
ありがとうございました。SPI対策の進め方がよく分かりました。早速対策本を選んで、計画的に勉強を始めたいと思います。

ぜひこの記事でまとめたことを参考にしていただき、就活やSPI対策の成功につなげてください。

               
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この記事の監修者株式会社SOKKIN コーポレート統括本部 本部統括/安藤 雄啓
安藤 雄啓 株式会社SOKKIN コーポレート統括本部 本部統括

株式会社サイバーエージェントでは、Ameba事業本部ママ事業部ビジネス責任者に従事、広告事業本部においては自社アドテク事業の立ち上げメンバーとして活躍。また、様々なベンチャー企業を渡り歩き、営業・広告事業部の部長として事業規模の拡大に励む。2024年、株式会社SOKKINに入社。コーポレート統括本部の本部統括として、販管・採用業務に従事。

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